海外ひとり旅をするのに、絶対に欠かせないクレジットカード。クレジットカードを利用するメリットとして、次のようなことが挙げられます。
- 海外旅行傷害保険が付く
- カード付帯サービスが便利
- 現金を持ち歩く必要がない(キャッシング手数料も安い)
しかし、クレジットカードはたくさんありすぎて、どのクレジットカードにすればいいのか迷うもの。
そこで本記事では、海外ひとり旅におすすめなクレジットカードを3枚を厳選したので紹介したいと思います。
海外ひとり旅だけでなく、普段使いでも実際に使っているクレジットカードです。ぜひ参考にしていただければと思います。
Contents
海外ひとり旅のクレジットカードを選ぶ基準

海外ひとり旅に便利なクレジットカードを選ぶ基準ですが、重視すべきポイントは次の3つです。
- 普段使いでもマイルがたまりやすい
- 海外旅行付帯特典が便利
- 海外旅行傷害保険が充実
①普段使いでもマイルがたまりやすい
海外ひとり旅をするくらいなので、海外旅行が好きなはずです。
どうせ作るならマイルがたまりやすいクレジットカードにしたほうがお得です。たまったマイルで海外旅行に行けるので、生涯に行ける国も多くなります。
やはり、飛行機を乗る上でマイルの威力は大きいです。
例えば、ANAで羽田からハワイ(ホノルル)の往復で行こうとした場合、現金払いとANAマイルを使った場合では次のようになります。(時期により異なります)
- 現金:88000円
- マイル:35000マイル
ポイント還元率1%のクレジットカードで88000円分のポイントをためようとしたら、880万円の利用が必要です。
しかし、マイル還元率1%のクレジットカードであれば、350万円分を利用すれば、ハワイを往復することができます。
かなり大きな差ですよね。マイルがたまりやすいクレジットカードを選んで、普段の生活での支払いをクレジットカードに集約し、マイルをためましょう。
②海外旅行付帯特典が便利
クレジットカードにはいろんな付帯特典が付いていますが、旅行向けの付帯サービスが豊富だと便利です。
例えば、次のようなサービスがあると利便性が高まります。
- 空港ラウンジの利用
- 海外無料電話サポート
空港ラウンジの利用
フライトの待ち時間など、クレジットカードの付帯サービスで利用できるラウンジが利用できると便利です。
食事やドリンクが無料だったり、ソファでリラックス、シャワーが利用できたりとラウンジが利用できるだけで、利便性はグッとあがります。
現地のトラブル支援
海外にひとり旅した場合、何かトラブルがあっても基本的に助けてくれる人はいません。
万が一のトラブルに備え、現地のトラブルをサポートしてくれるカードを選ぶと安心感があります。
カードによっては、現地での緊急時に24時間日本語でサポートしてくれるサービスがあります。
③付帯保険の充実、万が一のときのサポートが手厚
海外に旅行した場合、何かしらのトラブルに遭うことがあるかもしれません。
そんな時に、カード付帯の保険で補償を受けることができます。カードによって補償レベルが違うので、ある程度補償内容がよいカードを選ぶことがポイントです。
海外ひとり旅におすすめなクレジットカード珠玉の3枚を厳選!
海外ひとり旅におすすめな厳選した3枚のクレジットカードを紹介します。
①ANA VISAカード

まず最初におすすめしたいのは『ANA VISAカード』。
海外でクレジットカードを使うのに必須のVISAブランドであること。
JCB、アメックス、ダイナースなどは使えない国も多いですが、VISAブランドであれば、クレジットカードが使えるお店であれば、ほぼ全ての店で使えるといっても過言ではありません。
ANA VISAカードは次のような人におすすめです。
- ANAマイルを効率よくためたい
- セキュリティの信頼性の高いカードを使いたい
- 年会費を安く抑えたい
ANAマイルを効率よくためられる
クレジットカードの利用で通常1,000円=1P=5マイル(移行手数料無料)貯まります。
積算率は0.5%ですが、6,480円の移行手数料を払うと1Pで10マイルが付与され、積算率は1.0%にアップします。
移行手数料はかかってしまうものの、マイル還元率アップのサービスが豊富なのもメリット。
マイル還元率アップのサービスは次のようなものがあります。
- 継続マイル:1000マイル
- 搭乗ボーナスマイル:10%ボーナスマイル
- 「ANAカードマイルプラス」加盟店での利用で、マイル還元率2%
- 「ANAグルメマイル」加盟店での利用で、マイル還元率3%
- ANAグループでの買い物で、マイル還元率1.5%
たまったポイントのマイル移行ですが、ANA VISAカードは『都度申告』と『毎月自動移行』を選ぶことができます。
都度申告にすれば、ANA VISAカードのポイントとして持っている間はANA VISAカードのポイント有効期限、マイルに移行した後はマイルの有効期限が適用されます。
つまり、「ANA VISAカードのポイントの有効期限」と「ANAのマイルの有効期限」をうまく利用すれば、実質的にマイルの有効期限を延ばすことができます。
マイルをマイペースにためたい人にもおすすめです。
セキュリティの信頼性が高い
私自身の経験談からしても、三井住友VISAのセキュリティ面にかなり信頼を置いています。
以前、海外サイトで定期的に買い物をしていたのですが、その時にカード情報がスキミングされて不正利用されたらしく、三井住友VISAの方がすぐに「不正利用されている可能性がある」と電話してきてくれました。
VISAカードはセキュリティ面でも評価の高いカードですので、海外でも安心して利用できます。
年会費が安い
ANA VISAカードの年会費は2,000円+税と航空会社系クレジットカードとしては、かなり安いです。
マイルをためるのに特化したカードは年会費が高い傾向があるのですが、ANA VISAカードは年会費が安いのもメリットです。
②ANAアメリカン・エキスプレス

次におすすめしたいのが『ANAアメリカン・エキスプレス』。
年会費が7000円(税抜き)かかってしまいますが、マイルのためやすさ、海外旅行付帯特典が魅力のカードです。
ANAアメックスは次のような人におすすめです。
- ANAマイルを効率よくためたい
- 実質無期限でマイルをためられる
- 海外旅行の付帯特典が豊富
ANAマイルを効率よくためられる
100円につき1ポイントたまります。
ポイント有効期限は最大3年間ですが、「ポイント移行コース」(年間参加費:6,000円+消費税/2年目以降自動更新)に登録すれば、有効期限が無期限になります。
マイルに交換してしまうと有効期限は3年間しかないので、使わないと失効してしまう可能性もあります。
しかし、ポイントを無期限にためておけばいつでもマイルに変えられるので、実質マイルを無期限でためていることになります。
また、ANAアメリカン・エキスプレスもマイル還元率アップのサービスが豊富です。
- ANAグループでの買い物で、マイル還元率1.5%
- 継続マイル:1000マイル
- 搭乗ボーナスマイル:10%ボーナスマイル
- 「ANAカードマイルプラス」加盟店での利用で、マイル還元率2%
- 「ANAグルメマイル」加盟店での利用で、マイル還元率最大3%
たまったポイントのマイル移行には「ポイント移行コース」への登録(年間参加費6,000円+消費税/2年目以降自動更新)が必要。
1000ポイントが1000マイルに交換できます。(1000マイルが最小単位)
また、マイル年間移行上限がなしなので、クレジットカードでの年間利用額が多い方にもおすすめ。
海外旅行付帯特典が豊富
ANAアメリカン・エキスプレスは海外旅行付帯特典が豊富です。
- 空港ラウンジ同伴者1名まで無料
- 手荷物配送無料サービス
- 現地24時間日本語サービス
- 旅行傷害保険の充実
- ショッピングプロテクション
また、アメックスは利用限度額に関しても、非常に高く設定してくれるので、万が一大きな支出(医療機関を利用など)が必要な場合でも安心できます。
アメックスプロパーやSPGアメックスは?
アメックスのプロパーカードでもいいのですが、ネックなのが1年間のマイル移行上限が4万マイルまでということ。
以前まではアメックスゴールドを使っていましたが、マイル移行上限が4万マイルとなり、自由に使いたくても使えない状態に。
私は移行上限のないANAアメックスに切り替えました。
また、SPGアメックスも候補に挙がってきます。
SPGアメックスのメリットは、高級SPG系列やマリオット系のホテルの無料宿泊券、マイル還元率が実質1.25%とやや高めなところ。
しかし、宿泊先ホテルが限定されること、年会費も高いので、人を選ぶカードです。ホテル無料宿泊に興味がない方は、あえて持つ必要はないかと思います。
③エポスカード

数あるクレジットカードの中から、最強のサブカードとしておすすめなのが『エポスカード』。
個人的には、普段使いのクレジットカードとしてはメインでも使えるほど優秀なカードだと思っています。
参考リンク:エポスカードはメインに最適!年間360万円使って感じた魅力を紹介!
しかし、海外旅行という観点では、メインとするのはちょっと物足りないですが、サブカードとしては驚異の力を発揮します。
エポスカードは次のような人におすすめです。
- 海外旅行保険が自動付帯
- 年会費が無料のカード
- 海外旅行先での日本語サポート
安心のVISAブランドで、年会費無料にもかかわらず保険が自動付帯という素晴らしさ。
これを目当てにエポスカードを作成する人も多いです。
マイルをためるのには向いていませんが、海外ひとり旅でも最低限のサービスが無料で付帯しています。
普段使いにもかなり便利なクレジットカードなので、1枚持っておいて損はないカードです。
関連リンク:エポスカードについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
https://trans-trick7.com/credit-point/eposcard-main-merit/
最初からゴールドゴールドカードを申し込んだ方がいい?
最初からゴールドカードを申し込むかどうかですが、まずはノーマルカードで使い勝手を確かめてからランクアップを検討する、でいいと思います。
いきなり年会費の高いゴールドカードを申し込んでも、サービスを使わないまま年会費を払っているという方も多いです。
それであれば、まずはノーマルカードで使い勝手を確かめて、気に入ればゴールドカードにランクアップするといった形の方が無駄な年会費を払わずに済みます。
【まとめ】ひとり旅に有利なクレジットカードを作ろう
ひとり旅をする上で、絶対に持っておきたいクレジットカード。
どのクレジットカードを選ぶかによって、サービス内容も変わってきます。うまく、海外の旅に有利なクレジットカードを選びたいもの。
今回ご紹介した3枚は、海外ひとり旅をしていく上ではとても便利なカードです。
年会費を抑えつつ、ANAマイルを効率的にためたいなら『ANA VISAカード』。
ANAマイルを効率的にためつつ、海外旅行特典を利用したい場合は『ANAアメリカン・エキスプレス』
年会費無料で、海外旅行傷害保険と空港ラウンジを利用したいなら『エポスカード』。
ANAマイルをたくさんためて、サービスも利用しながら、お得に海外ひとり旅を楽しみましょう。