サウナ好きの方のなかには「今度ラオスに旅行に行くけど、ラオスってサウナはあるの?どんなサウナがあるの?」と気になっている方もいるかと思います。
本記事では、ラオス6日7日の一人旅で訪れたサウナ5施設を紹介します。
ラオスでサウナを訪れる際の参考にしてみてください。
ラオスのサウナの特徴
ラオスのサウナは、薬草スチームサウナが一般的で、ハーブの香りが漂うのが特徴。
サウナ室は暗い上に蒸気が充満した状態。時には目の前がほとんど見えないくらいに真っ暗なこともあります。
そのため、段に人が座っていないか確認しつつ移動をしなければいけないほど。これはこれでラオスのスチームサウナの面白さと言えますね。
サウナ室の温度は施設によってマチマチ。また、時間帯や入る人数などによっても変わってくる印象を受けました。とはいえ、熱い蒸気が体にまとわりつく感じでたっぷり汗が出る施設が多かったです。
日本の100度くらいのサウナに慣れていると、ラオスのスチームサウナでは物足りないかなと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
水風呂はないので、シャワーを浴びるか、桶に溜まった水を体にかけてサウナでかいた汗を流す感じになります。サウナを浴びたら汗を流し、休憩スペースでお茶を飲みながらゆっくりするのがラオスサウナの味わい方。
休憩スペースは、オープンエアになっていることが多いので、外の涼しい風を浴びると気持ちがいいです。
また、休憩スペースでは水とあったかいお茶が無料で飲めるのも特徴で、お茶はおいしいのでまったりとリラックスできます。
ちなみにラオスのサウナでは、サウナ室は男女別(タイミングによっては男女共有になることあり)、休憩スペースは男女共用となっています。
ラオスのサウナは、営業が夕方16時からの施設が多いので、事前にオープン時間を確認しておきましょう。
ラオスのサウナの料金は、20,000キープから30,000キープあたりが目安となります。
なお、ラオスのサウナはそれなりの経年劣化があるので、決して清潔感のある施設とはいえません。日本のスパ施設のように綺麗ではなく、がっつりローカル感を味わいたい人向けです。
ラオスのサウナ巡りまとめ
赤十字 薬草サウナ&マッサージ(ルアンパバーン)
ラオスのルアンパバーンのサウナでも人気が高いのが「赤十字 薬草サウナ&マッサージ」。
こちらの建物の2Fにあります。
階段を登った入り口を入ってすぐ右のカウンターが受付となっています。
入り口前には靴箱があるので、靴を脱いで施設内に入ります。
受付でサウナ代20,000キープを支払い、ミニタオルと水着を受け取り更衣室で着替えます。
着替えたら鍵付きロッカーに貴重品を入れて、いざサウナへ。下の写真右側にある扉がサウナ室になっていて、男女別になっています。
サウナ室はかなり狭く、おそらく4・5人くらいが限度ではないかと思います。サ室のなかは暗くて蒸気がいっぱいのため、人がいるのかどうかもわからないくらいです。
ちょっとずつ進みながら、人がいないことを確認して座ります。
体感温度もそれなりに高く、蒸気がまとわり付く感じでしっかりと汗もでます。それに加え、ハーブの香りがいい感じです。
サウナ室中央の足元に蒸気が出てくるやつがあり、触れると熱いので注意です。
水風呂はないのでシャワー室で水を浴び、休憩スペースへ。
休憩スペースは、サウナ室前と外気浴できるスペースが1つあります。外気浴スペースで浴びる風が気持ちいいです。
水とお茶は自由に飲めるので、休憩スペースで飲みながらゆっくりする感じです。
ラオスのサウナでは、水とお茶が用意されているのですが、このお茶がまたおいしい。熱いのでサウナ後には微妙と思うのですが、なんとも言えない美味しさなのでつい飲んでしまいます。
更衣室前にバケツがあるので、帰りはバケツにタオルと下着を入れてそのまま出ればOKです。
私が利用した3番の鍵付きロッカーが壊れ、開かなくなるハプニングがあったのですが、オーナーらしき人が出てきて無理やりこじ開けてくれました。しかも笑顔で対応してくれたので感謝です。
Lemongrass Sauna(ルアンパバーン)
ルアンパバーンで訪れたもう1つのサウナが「Lemongrass Sauna & Traditional Massage」。
Sisavangvong Roadという通りから1つ脇道に入った先にあります。
路地裏にあるのでちょっとわかりづらいですが、看板が出ているので迷わず行けます。
入り口を入るとすぐ受付なので、20,000キープの支払いを済ませて、タオルと腰巻きタオルを受け取ります。受付の店長らしき男性は笑顔でやさしい対応でした。
近くにいたスタッフが更衣室、ロッカーのある場所まで案内してくれます。あとは、着替えて貴重品をロッカーに入れてサウナに入る流れになります。
サウナ室は「赤十字 薬草サウナ&マッサージ」よりは広々としています。
ただし、サウナ室の温度は低めで、ある程度の時間入らないとたっぷり汗はかけません。やや物足りない感じでした。
お客さんは地元民、欧米人観光客含め6人くらい。
水・お茶は無料で、男女共有の休憩スペースがあります。外からの風が気持ちよく、まったり休憩できます。
マッサージもやっているようです。
Herbal Suana(バンビエン)
バンビエンで訪れたサウナは、「Herbal Suana」というところ。市内中心部から少し歩いたところに位置しています。
受付のおばちゃんに支払いをしてミニタオル、バスタオル、水着をもらいます。30,000キープ。
写真を見るとわかりますが、足が汚れやすいのでサンダルを持っていったほうがいいです。
こちらがサウナ室。サウナ室の温度は普通のスチームサウナといった感じで、やや物足りないですが十分に汗は出ます。
水風呂はありませんが、水の溜まっている桶があるので水をすくって体にかけることができます。
私は行ったときの客さんは、地元の人半分、観光客半分といった感じでした。
休憩スペースもそこそこあり、無料の水・お茶もあります。
Herbal steam sauna(ビエンチャン)
ラオスで行ったサウナで一番良かったのが、ビエンチャンにある「Herbal steam sauna」。
サウナ料金は25,000キープ。受付を済ませてから更衣室行く時など床が濡れているので、サンダルを持ってきたほうが良いかと思います。
奥の扉がサウナ室で、この日は男女共有での利用となっていました。
このサウナの底力は半端なかったです。
サウナ室の扉を開けると室温が一気に下がってしまうのですが、しばらくすると温度も高くなるので、誰も入っていない状態から1人で入るとめちゃくちゃ熱い。
おそらく他のスチームサウナでは味わえないような熱さで、高熱の蒸気がまとわりついてくる感じです。
汗も一気にドバッと吹き出る感じで大満足のサウナでした。
小さめのプールに水があるので、桶ですくってサウナ後のクールダウンができます。
休憩スペースはローカル感あふれる雰囲気。
休憩スペースも外気浴スペースも広々としていてすごく落ち着きます。
トータルバランスの優れたスチームサウナと言えるでしょう。
San Sabai Massage(ビエンチャン)
ビエンチャンで訪れたもう1つのサウナが「San Sabai Massage」。
入り口がわかりづらいですが、建物脇の小道を入っていくとあります。
小道を抜けると受付があるので、支払いをします。タオルのレンタル込みで35,000キープ。
地元民あふれるローカル色の強いサウナです。
サウナ室前(黄色の部分)に鍵付きロッカーがあります。
サウナ室はレモン(?)のいい香りがします。
サウナ室は広々としていて10人は余裕で入れる広さ。他のサウナのように真っ暗なわけではなく、比較的視界は良好です。
室温もそれなりの熱さをキープしてるのでいい感じでした。
全体的に清潔感もありますし、サウナ室の温度もそれなりと安定感があるサウナ。
なぜか鏡が車のミラー。
ラオスのサウナの入り方
ラオスのサウナに行きたいけど「入り方が分からない」という方もいるかと思います。
ラオスのサウナの入り方は、基本的に以下の流れでOKです。
- 受付で料金を払う(「サウナ」と言えば理解してくれます)
- タオルとサウナ用下着を受け取る
- 更衣室で着替える
- ロッカーに荷物を入れる
- サウナに入る
- 外気浴で休憩(お茶・水は自由)
サウナ室は男女別になっていますが、休憩スペースは男女共有となっています。
※サウナ室は男女別に分かれていても、お客さんの数によっては男女で一緒に入る場合もあります。
基本的に手ぶらでOKですが、サンダルは持って行ったほうがいいです。更衣室やロッカーまでの床が濡れていたり汚れていたりすることが多いからです。
また、鍵付きロッカーは付いていますが、不安な方は貴重品は最小限にして持っていくといいかと思います。
まとめ
ラオス一人旅で訪れたサウナを紹介してきました。
ラオスで訪れたサウナで一番良かったのは、ビエンチャンにある「Herbal steam sauna」。
とにかく激熱状態が気持ち良すぎて、最高の体験でした。(タイミングが良かったのもあるかと思います)
ラオスのサウナは、薬草の香り、真っ暗な視界、まとわりつく熱い蒸気といった日本とは違う感覚を味わうことができました。
ラオスの薬草スチームサウナ、侮るなかれです。
ということで、ラオス一人旅で訪れたサウナの紹介でした。
ラオスに旅行に行く際のサウナ選びの参考にしてみてください。