海外一人旅は、新しい文化に触れたり、自分のペースで自由に楽しむことができる魅力があります。
とはいえ、予算も限られているわけで費用面を気にしながら旅をしなければいけないですよね。
そこで重要になってくるのが、旅の費用を節約することです。
この記事では、海外一人旅で交通費、宿泊費、食費などを節約する方法について紹介します。
海外一人旅の費用に影響する要素
海外一人旅の費用は、以下の3つの要素次第で大きく変わります。
- 物価
- 航空券
- 旅行スタイル
物価
旅行の費用は、訪れる国の物価によって大きく変わります。
訪れる国の物価が高いと、食事や宿泊費、交通費などが滞在中の費用が高くなります。逆に物価が安い国では、旅行の費用を抑えることができます。
物価の安い東南アジアの国（タイ、マレーシア、ベトナムなど）を旅行先にすると、リーズナブルな旅をすることができます。
ヨーロッパに行くと物価が高いので費用が高くなります。ただし、ヨーロッパでも東欧（ルーマニア、ブルガリアなど）は比較的物価が安いので、費用を抑えた旅をすることができます。
航空券
訪れる国の日本からの距離によっても、航空券の価格は変わってきます。
基本的に、日本から近い東南アジアは安め、日本から距離のあるヨーロッパは高めになります。
また、旅行時期や予約時期、航空会社によって航空券の価格は変わります。
オフシーズンや早期予約、格安航空会社を利用することで費用を抑えられます。
旅行スタイル
旅行のスタイルによっても費用は大きく変わります。
豪華なホテルや高級レストランを利用する旅行スタイルは、当然のように費用がかさみます。
宿泊はドミトリーを利用したり、食事はローカルな屋台・食堂を利用するスタイルであれば費用を抑えられます。
海外一人旅の費用を効果的に節約する方法
航空券を節約する方法
海外旅行の際に、費用が高くつくのが航空券です。
海外一人旅の費用を抑えるには、航空券代を節約することが効果的です。
以下に、航空券を節約する方法を紹介します。
LCC（格安航空会社）の利用
LCC（格安航空会社）は、従来の航空会社に比べて運賃が安いことが特徴です。
最低限のサービスのみ（無料サービスの廃止や、荷物や食事に対するサービスは追加料金）とすることで、費用を抑えているためです。
荷物や食事に対する追加料金が発生することが多いですが、運賃自体は格安なので予算を抑えたい場合にはおすすめです。
比較サイトを利用
航空券の価格比較サイトを利用することで、最安値の航空券を見つけることができます。
航空会社によって運賃が異なるため、航空券の価格比較サイトを利用することで安い航空会社を探すことができるからです。
また、比較サイトではセール情報や割引クーポンが提供されることもあります。
航空券の比較サイトでは、以下の2つを押さえておけばOKです。
サプライスは、格安航空券に強いサイトなので、安い航空券を探したい人に最適です。
また、スカイスキャナーを使って複数の航空券予約サイトを一括比較するのもおすすめ。
マイルを使う
日頃からマイルを貯めておき、マイルで航空券を購入する方法もおすすめ。
マイルで航空券を購入すれば、燃油や税を支払うだけになるので費用を格段に抑えることができます。
マイルを貯める方法については、ANAマイルを効率的に貯める5つの方法！定番から飛躍的に貯まる方法まで解説を参考にどうぞ。
早期予約割引
航空券は、出発日が近づくと値段が上がる傾向にあります。早めに予約することで、割引価格で航空券を購入できることがあります。
出発日が決まったら早めにチケットを購入しておくことで、費用を抑えることができます。
オフシーズンの利用
旅行の時期によっても航空券の価格は変動します。
オフシーズンやに旅行することで、ピーク時期よりも安い運賃で航空券を購入することができます。
旅行のタイミング次第ではありますが、できるだけ観光のピーク時期を避けることで費用を抑えることができます。
空港・ルートを工夫
やや上級者向けのテクニックになりますが、出発空港や到着空港を変更することで、運賃に差が出ることがあります。また、あえて乗り継ぎを利用することで運賃を節約できる場合もあります。
ただし、手間がかかる上に乗り継ぎには時間がかかったりもするので、時間がある人向けの方法になります。
宿泊費を節約する方法
宿泊費は旅行費用の中で大きな割合を占めますが、ホステルの利用、予約サイトを上手く活用することで節約することができます。
ホステルの利用
ホステルは一般的なホテルに比べて格安で宿泊できる施設です。
基本的にはドミトリー（相部屋）の利用になり、シャワーやトイレなど共有して利用するスタイルになります。
なかには、綺麗な施設でも1泊1,000円くらいから宿泊できるところもあり、とにかく宿泊代を抑えたい方にはおすすめです。
ホステルでは、他の旅行者と交流できる機会が多いので、現地で交流したいといった方にも最適です。
ホステルによってはプライベートルームがあるので、一人で過ごしたいといった方はプライベートルームの選択もできます。
とはいえ、ホステルは他の宿泊者と相部屋になることや、施設の快適さも気になるところ。ホステルの選び方次第では快適に過ごせないという場合もあります。
快適なホステルの選び方については、【ドミトリー初心者向け】快適に過ごせるホステルの選び方を紹介！を参考にしてみてください。
予約サイトの割引を利用
宿泊施設を予約する際には、Agodaなどの宿泊予約サイトを活用すると、割引やポイントを利用して宿泊費を節約できます。
以下に、予約サイトの活用方法を紹介します。
- 早期予約割引：宿泊施設によっては、早めに予約をすることで割引が適用される場合があります。予定が決まっている場合は早めに予約をするのがおすすめ。
- ポイントプログラム：予約サイトには、独自のポイントプログラムが存在します。宿泊施設を予約するたびにポイントが貯まり、貯まったポイントを次回の予約時に利用することができます。
- キャンペーン・クーポンコード：予約サイトでは、期間限定のキャンペーンやクーポンコードが提供されることがあります。これらを利用することで、宿泊費を節約できます。
予約サイトを使うだけでお得になることが多いので、ぜひ利用しましょう。
おすすめのホテル予約サイトは以下の3つ。
いずれも海外ホテル予約サイトの大手なので、安心かつ安い価格で予約できますよ。
ちなみに私はAgoda（アゴダ）を利用しています。Agodaについては、利用歴4年が語るAgodaの魅力とデメリット【リアルな口コミ・評判を紹介】で詳しく解説しているので参考にどうぞ。
食費を節約する方法
食費は旅行費用の大きな部分を占めるわけではありませんが、節約方法を知っておくことで無駄な出費を抑えることができます。
現地の食堂・屋台
現地の食堂や屋台はレストランに比べてかなり安いので、食費を抑えたい場合にはぜひとも利用したいところ。
現地のローカルな雰囲気を味わうことができる魅力がありますし、一人でも利用しやすいメリットがあります。
現地のファストフード・テイクアウト
現地のファストフード店などテイクアウトできるお店もおすすめ。
リーズナブルで手軽に食事ができるのがメリット。
テイクアウトできることがほとんどなので、ホテルでゆっくり食べたいという時にも便利です。
フードコード
現地のショッピングモールなどにあるフードコートには、様々な飲食店が入っています。
フードコートであれば一人でも利用しやすいですし、たくさんの料理を楽しむことができます。
リーズナブルに食べられるお店もたくさん入っていることが多いので、滞在先にフードコートがあればぜひ利用してみてください。
スーパーマーケット
スーパーマーケットでは、惣菜コーナーにいくと現地の料理が手に入ります。
リーズナブルに買えますし、種類もたくさんあるので手軽に食べたいときにおすすめです。
現地の交通費を節約する方法
現地での移動においても、交通手段をうまく選ぶことで費用を節約することができます。
公共交通機関の利用
現地の移動は、バス、電車、地下鉄などの公共交通機関を利用することで交通費を節約することができます。
タクシーやレンタカーに比べて格段に安いからです。
特に大都市であれば公共交通機関が充実しているので、効率的に移動することができます。
乗り放題パスの活用
訪れる地域によっては、バスや電車の乗り放題パスが販売されていることがあります。
これらのパスを利用することで、1日あたりの移動費を抑えることができます。
自転車やバイクのレンタル
観光地の近くでは、自転車やバイクを借りることができる場合があります。
タクシー利用やツアーに申し込むより安く観光地を回ることができるので、レンタルできる場合はおすすめです。
基本的には現地のレンタル専用店、観光地付近のホテルなどでレンタルできることが多いです。
自由に動き回れますし、現地で自転車やバイクに乗って移動するのも爽快で気持ちがいいものです。
あえて歩く
通常であれば交通機関を使うところを、あえて徒歩で移動することも交通費を節約する方法の一つです。
例えば、駅から観光スポットまではバスで行くのが通常のところ、歩ける距離であればあえて歩いてみるのもいいかと思います。
筆者はこのスタイルを多めに取っています。
現地の雰囲気を味わいながら散歩ができるので、時間に余裕があり歩ける距離の移動であれば、歩いての移動もいいかと思います。
配車サービスを利用
Uber（ウーバー）やGrab（グラブ）などの配車サービスの利用も、交通費の節約につながる場合が多いです。
とくにぼったくりタクシーの情報が多い地域や、東南アジアのように運賃は交渉制の場合におすすめ。
UberやGrabであれば、現在地と目的地を決めて配車依頼をするので、すでに運賃が決められているのでぼったくりの心配も必要ありません。
支払いも自動で決済してくれるので、運転手とのやり取りも不要です。
通信費用を節約する方法
通信費用は大きな出費ではありませんが、節約する方法がいくつかあるので紹介します。
無料Wi-Fiの活用
海外では、多くのカフェ、レストラン、ホテル、空港、駅などで無料Wi-Fiが提供されています。
これらのスポットでインターネットを利用することで、データ通信料を節約できます。
特にSIMカード利用で通信データ量に制限がある場合は、できるだけ無料Wi-Fiを利用することでデータ使用量を減らすことができます。
ただし、無料Wi-Fiだけに頼った通信だとWi-Fiに繋がらないエリアで困ってしまうので、海外対応のSIMカードか海外用ポケットWi-Fiを準備したほうがいいです。
海外対応SIMカード
旅行先でインターネットを利用するのであれば、海外対応のSIMカードを利用するのがおすすめです。
いつでもインターネット接続できるメリットがあるからです。
必要なデータ量や期間に応じて選ぶことができるので、無駄な出費をする必要もありません。
また、アジア16ヶ国、ヨーロッパ28ヶ国といった周遊タイプのSIMカードを選べば、国を移動してもそのまま利用できるのでおすすめです。
オフラインマップ・アプリの利用
インターネットへ接続しなくても使えるオフラインマップやアプリを利用することで通信費用を節約できます。
例えば、Googleマップなどのアプリでは、事前にダウンロードしたマップデータをオフラインで利用できます。
また、オフラインで利用可能な翻訳アプリや旅行ガイドアプリも活用することで、データ通信量を抑えることができます。
まとめ
海外一人旅で交通費、宿泊費、食費などを節約する方法について紹介してきました。
特に航空券と宿泊費は大きな割合を占めるので、この2つをいかに抑えるかがポイントになります。
ただし、節約が過ぎると不便になったり現地での楽しみが減ったりする可能性もあるので、適度なバランスを保つことが大切です。
節約方法を上手く活用することで、予算に応じた海外一人旅を実現することができます。
効果的な節約を取り入れながら、海外一人旅を楽しみましょう。
