「一人旅に興味がある」「これから一人旅に出てみたい」といった方におすすめの本を紹介します。
一人旅への意欲が掻き立てられ、旅に出たくなること間違いなしです。
一人旅に出たくなるおすすめの本
深夜特急シリーズ
まずはなんといっても、バックパッカーのバイブルとも言われている沢木耕太郎の『深夜特急』シリーズです。
ライターの仕事もバリバリこなしていた筆者だけに、文章もうまくどんどん引き込まれていきます。
あたかも自分がその場にいるような感覚を味わえるのが何よりの魅力で、沢木耕太郎の旅にどっぷり浸かることができます。
『深夜特急』シリーズは全6巻。
- 香港・マカオ
- マレー半島・シンガポール
- インド・ネパール
- シルクロード
- トルコ・ギリシャ・地中海
- 南ヨーロッパ・ロンドン
1970年代の当時の状況を知ることができるのも貴重ですし、当時のディープな雰囲気が味わえるのも1つの魅力。
海外一人旅に興味がある人、海外一人旅をしている人、あらゆる人に読んで欲しい作品です。
深夜特急シリーズのほかに、『旅する力―深夜特急ノート』という本もあります。
沢木耕太郎の若かりし頃のエピソード、一人旅をしようと思ったきっかけ、『深夜特急』が形になるまでを綴る長編エッセイです。
相変わらず引き込まれる文章でめちゃくちゃ面白いです。
沢木耕太郎が影響を受けた人や本、旅に対する考え方など参考になります。『深夜特急』好きなら、ぜひとも読んでおきたい一冊。
旅に出ろ!―ヴァガボンディング・ガイド
著者のロルフ・ポッツは、1990年代初頭から放浪の旅を経験し、旅行ライター、エッセイストとして活動していて、現代のデジタルノマドワーカーにも影響を与えていると言われています。
本書では、いかにして旅の準備をするのか、旅をしている間の心構えなど、旅に対する考え方・アドバイスを中心にまとめられています。
「これから海外一人旅にでてみたい」といった方には、参考になる部分は多いはず。
また、「なんとなく観光地を巡る旅行だけになっているけど、本当は心赴くままに旅をしてみたい」といった方は、共感できる部分が多いかと思います。
ただし、新品での販売はなく、中古でしか手に入らないのがネックです。気になる方は、Amazonかメルカリでチェックしてみてください。
毎日が同じことの繰り返しの型にはまった日常をあとにして、勇気を持って新たな一歩を踏み出せば、そこにはより大きく、より自由な世界が広がっていることに気づくだろう。
旅に出ろ!―ヴァガボンディング・ガイド
ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集
ラオスの紀行文かと思いきや、ラオスだけでなくアイスランド、ギリシャ、フィンランドなど世界各地の紀行文となっています。
現地に行ってみたくなる魅力を存分に引き出してくれるのはさすがの村上春樹。
世界的作家だけあり、現地の風景、人々、文化についての描写もうまくどんどん引き込まれます。
比較的まったりした滞在が多いですが、アクティブに行動する一面も持っていて、村上春樹の冒険心に刺激を受ける人もいるはず。
一人旅の旅行記というわけではないのですが、実際に訪れる際の参考になる情報もあったりと一読の価値ありです。
本書を読めば「この国に行ってみたい」「旅に出たい」という気持ちが芽生えること間違いなし。