パスポートの有効期限: 5年間か10年間、どちらが最適か?

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海外旅行に行く際、必ず必要となるのがパスポートです。

しかし、パスポートの有効期限は5年間と10年間あり、どちらを選ぶべきか迷っている人が多いかと思います。

この記事では、両者の違いを紹介しながら、どちらの選択が好ましいか解説したいと思います。

目次

パスポートの有効期限:5年・10年の違いを比較

まずは、有効期限が5年と10年の違いを比較してみます。

日本のパスポートは、有効期限に応じて2つの色(紺と赤)で区別されています。

5年間有効なパスポートは紺色の表紙、10年間有効なパスポートは赤色の表紙となっています。

また、5年用と10年用では、以下のように対象年齢と発行手数料の違いがあります。

有効年数年齢発行手数料
5年間有効12歳以上11,000円
12歳未満6,000円
10年間有効18歳以上16,000円

まず、18歳未満の方は、5年間有効なパスポートしか申請できません。

民法改正により、2022年4月1日から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられています。(関連記事:【法務省】民法:成年年齢関係について

18歳以上の方は、5年間・10年間のどちらにするかの選択肢があります。

それぞれの発行手数料に関しては、5年と10年では5,000円の差があるので悩ましいところですよね。

どちらを選ぶべきか?おすすめは10年間有効のパスポート

5年間・10年間どちらにするかの選択は、旅行の頻度、予算、生活状況などを考慮する必要がありますが、基本的には10年間がおすすめです。

10年間有効のパスポートがおすすめな理由としては以下。

  • 長期コスパは10年間のほうが良い
  • 海外に行きやすい時代になっている
  • 更新手続きが面倒
  • 実質的な有効期間は少し短い

長期的なコスパは10年間のほうが良い

パスポート発行の初期費用としては、5年間パスポートのほうが安いですが、長期的に見ると10年間パスポートのほうがコスパがいいです。

おさらいとして、パスポートの発行手数料を以下に掲載します。

有効年数発行手数料
5年間有効11,000円
6,000円
10年間有効16,000円
パスポートの発行手数料

5年間有効のほうが5,000円安いですが、更新して10年間となった場合を考えると22,000円になり、10年間のパスポートより高くなってしまいます。(加えて更新手続きもしなければいけません)

5年間ごとに1回でも海外に行くのであれば、10年間有効のパスポートのほうがコスパがいいことになります。

ちなみに、1年あたりの手数料に換算すると、5年用は2,200円、10年用は1,100円となります。

海外に行きやすい時代になっている

将来、海外に頻繁に行くのかわからないといった方も多いかと思います。

ただ、近年は気軽に海外に行きやすい時代になっていますし、週末を利用した短期間の弾丸トラベルも人気があります。

また、仕事に就くと金銭的にも海外旅行に行く余裕を作りやすいです。

そのため、海外旅行をしてみたいと少しでも興味があるのであれば、将来的に「海外旅行に行ってみよう」といった気持ちも芽生えるはず。

海外に興味を持っている方は、10年間のパスポートを作っておいて損はないと思います。

ちなみに筆者は「大学の卒業旅行で海外に行くけど、その後はわからない」ということで5年のパスポートを作成しましたが、今では海外一人旅にハマっている状態です。

関連記事:非日常の世界へ飛び出す:海外一人旅の魅力とメリット

更新手続きが面倒

パスポートの受け取りは、本人がパスポートセンターまで足を運ぶ必要があり面倒です。

最近では、パスポート申請は電子申請が可能になったので便利になりましたが、受け取りは本人がパスポートセンターに行く必要があります。

参考記事:【外務省】パスポートのオンライン申請について

パスポートセンターによっては、窓口は平日しか空いていないため都合をつけるのが難しい場合もあります。

また、申請をオンライン申請ではなくパスポートセンターまで行く場合は、戸籍謄本や顔写真など必要書類を揃える必要もあります。

パスポートの更新手続きは意外と面倒なので、できるだけ避けたいところ。10年間有効のパスポートであれば、手続きの手間を減らすことができます。

実質的な有効期限は少し短い

海外に行く際、多くの国ではパスポートの残り有効期間が6ヶ月以上と決められていることが多いです。(一般的には3~6ヶ月以上が必要)

パスポートの有効期限が足りない場合、入国できない事態になってしまうことも。

そのため、実質的に使用可能な期間は10年パスポートでは9年半、5年パスポートでは4年半と考えた方がいいです。

実質4年半と考えると意外と短く、急遽海外に行くことになった場合など、あわててパスポート更新手続きをしなければいけないことにもなってしまいます。

10年パスポートであれば、そういった慌ただしさを減らすことができます。

残存有効期間が1年未満になったら、新しいパスポートへの切り替えるのがおすすめ。

まとめ

パスポートの有効期限は、5年間と10年間どちらが最適か、両者の違いを比較しながら解説してきました。

海外旅行に少しでも興味を持っているのであれば、10年間パスポートを選択するのが無難かと思います。

長期的なコスパがいいですし、有効期間が長いほうが面倒な手続きの回数が少なくてすみます。

海外に少しでも興味を持っているのであれば、10年パスポートを持っていることで、ふと海外に行きたいと思い立った時にも行きやすいかと思います。

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この記事を書いた人

海外一人旅が好きなフリーランス。旅のスタイルはリュック1つの身軽旅。訪れた国の旅行記をメインに書いています。サウナ好き(サウナ歴10年、サウナ・スパプロフェッショナル取得)。

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