ブルガリア2日目は、周囲を山に囲まれた標高1060mにある田舎町のコプリフシティツァへ。
町並みが綺麗なことでも有名らしく、ブルガリア観光で一番楽しみにしていた土地です。
しかし、自分の油断からくる悲劇が起こります。
1日目の記事はこちら:【ブルガリア3泊4日ひとり旅①】ブルガリア到着編~ソフィア市内散策~
ソフィアからコプリフシティツァへ
ソフィアからコプリフシティツァへ行くには、ソフィア駅からバスで行く方法と電車で行く方法がありますが、今回は電車で行くことに。
ソフィアからコプリフシティツァへ電車で行く方法は次のとおり。
- ソフィアセントラルステーション(ソフィア中央駅)から電車でコプリフシティツァ駅へ(5.2Lv、約2時間)
- コプリフシティツァ駅からバスに乗りコプリフシティツァの町へ(3Lv、約30分)
コプリフシティツァ駅からコプリフシティツァの町までは10キロ離れているので、駅からバスに乗って向かう必要があります。
地球の歩き方によると、鉄道・バスともに1日の便数が限られているため乗り遅れに注意とのこと。
時間に余裕を持たせるため、朝早くの出発。
外はまだ暗く、かなり寒いです。すれ違う人々はダウンやコートなど冬の格好です。
ブルガリアは東京の気温とそんなに変わらないとの情報だったので、自分の服装はTシャツ1枚に長袖シャツのみ。
なのにめちゃくちゃ寒いです。この服装のせいでのちのち地獄をみることに。
まずは、ソフィア中央駅でコプリフシティツァ駅までのチケットを買います。コプリフシティツァ駅へのチケットは地下1階の窓口で購入することができます。
朝早くに行ったものの、早い時間の電車のチケットが買えず8時45分発の電車に。
ソフィア中央駅からコプリフシティツァ駅まで5.2Lv。
出発まで時間もあるしおなかも空いていたので、駅の売店でパンを購入。
電光掲示板を見てもまったく文字が読めないので、チケットと電光掲示板を頼りに電車の時刻とホームを確認します。
ソフィア中央駅のホーム。めちゃくちゃ広い。
ブルガリアにいると落書きされた電車をよく見かけます。
時間通りにソフィアを出発し、ひたすら田舎の風景を見ながら走ります。アナウンスもないため何駅なのかもわからないので、グーグルマップで現在位置を確認しておくと安心です。
ソフィア中央駅から電車に乗ること2時間、コプリフシティツァ駅へ到着。
ここから町ヘ向かうにはバスに乗る必要があります。
電車の到着時刻に合わせて、町へ行くバスも到着するようなので、駅を抜けたバス停で待ちます。5分ほど待っているとバスが到着。
運転手に「コプリフシティツァ?」と聞くと「そうだ」とのことなので、運転手に料金を支払います。片道3Lvです。
自分の他に2人の乗客がいて、ドライバー含め合計4人で向かいます。
15分くらいでコプリフシティツァの町へ到着。
ここで油断したのが、バスの運転手に帰りのバスの最終時刻を聞いておかなかったこと。
バス停留所の受付はしまっていて誰もいませんでしたし、壁に貼ってあるバスの時刻表をみると15時40分との記載もあるので、15時くらいまでブラブラできるだろうと思っていました。
美しき田舎町コプリフシティツァ散策
町並みのほうはというと、謳い文句にあるように本当に綺麗な田舎町といった感じです。
観光客も少なく、そもそも人が少ないので本当に静かでのどかな感じです。
異国の田舎町、特に何かすることもないですが、まったり雰囲気でのんびりできます。
昼食はトリップアドバイザーで調べたレストラン「Dyado Liben」に。
頼んだのはチーズオムレツ、チキンステーキ、ヨーグルト。
オムレツは濃厚チーズが効いていておいしいです。
チキンステーキはまあまあでした。
本場のブルガリアヨーグルト。かなり凝縮された感じ。
昼食を終え、コプリフシティツァの町並みを見下ろせる丘へ。町中を歩いていると時折、丘の上にこちらの銅像が見えます。
ここが町を見下ろせるビューポイントになっています。
階段を上っていきます。
銅像の下から街を見下ろすとこんな感じ。
短い動画ですが参考にどうぞ。
まだまだ時間があるので、散策を続けます。
こちらは広場。お土産屋さんやレストランなどが集まっています。
馬車も時折みかけます。なので道路にはお馬さんの落し物がちらほら。
なぜか犬に付け回されたりもします。
悲劇!ブルガリアの田舎町で人生初の野宿
コプリフシティツァの散策を終え、15時20分くらいにバス停に到着。
相変わらず受付は閉まったままです。
念のため隣に併設しているお店のお姉さんに、駅へ行くバスの最終時間は何時ですかと聞くと、時刻表を確認して15時40分との返事が。
しかし、待てども待てどもバスはきません。
まあ、海外にくると遅れるのは当たり前なところもあると聞くので気長に待ちます。
しかし16時10分になってもバスはきません。
すると先ほど時間を訪ねたお姉さんが寄ってきて、「今日のバスはもうありません。」とのこと。
嘘でしょ(笑)
ていうか、なんで???
どうにかソフィアに帰る方法はあるかと尋ねると、どうやらどこかに電話をしている様子。
しばらくして「今夜の20時にソフィア行きの深夜バスがあります」とのこと。
既にソフィアにホテルも取ってあるので、ソフィアに帰りたかったので深夜バスを待つことに。
それまでは街中をブラブラしたり、サンセットでも見ようと丘の上でぼーっとしていました。丘の上はまったく人が来ないので穴場スポットです。
残念ながら雲がかかっていい感じにはなりませんでしたが。
おなかも空いてきたので、レストランで食事。
レストランで思いのほか時間がかかってしまい、バス停到着が20時ギリギリになってしまいました。
しばらく待ってもバスは来ず、完全にやらかしモード。
併設のお店で、昼間とは違ったおばちゃんにバスのことを聞いてみると「そんなのないよ」といった驚きの表情。
ソフィアに行くには明日にならないと無理とのこと。
こうなったら仕方ないので、コプリフシティツァで1泊するしかなさそうです。
おばちゃんに近くにホテルはあるかと聞くと、すぐそこにホテルがあるとのことなので案内してもらいます。
しかし、ここで問題発生。
パスポートがないと宿泊できないとのこと(当たり前)。
私は基本的に観光に行くときは財布とスマホしか持ちません。コプリフシティツァも気軽に観光しようと思っていたので、もちろんパスポートなし。
完全にやらかしました、こうなると泊まれる場所すらありません。
さっきのおばちゃんに、パスポートなしでも泊まれるところはあるかと聞いても、さすがにそれはないとのこと。
もう覚悟を決めて、人生初の野宿をすることに。
時間は20時30分。翌朝一番のバスは7時30分なので、11時間もあります。
何が辛いかというと、昼間は半袖だけでも平気でしたが、夜の冷え込みが激しくめちゃくちゃ寒いこと。私の服装はTシャツと薄手の長袖シャツだけ。
深夜ともなると息が白くなるくらいの冷え込みなので、とてもじゃないけど耐えれる服装ではないのです。
どこを探しても寒さを凌げるところはないし、寝ようにも寒すぎて全く眠れる状態ではありません。
しかもスマホのバッテリーも切れかけでかなり不安もあります。
とにかく朝まで寒さに耐え続ける地獄の11時間を過ごします。
ただ、星空はとてもきれいでした。コプリフシティツァに泊まることがあるのであれば、ぜひ夜空を見てみることをおすすめします。
3日目の記事:【ブルガリア3泊4日ひとり旅③】色々あってのんびりソフィア市内散策