海外を旅するときの荷物は、あれもこれも必要なんじゃないかと荷物が多くなってしまうことありませんか?
海外旅行をする場合、基本的には30L〜40Lのバックパック(リュック)1つで十分です。
これまで、友人との海外旅行や20日間の海外一人旅などすべて30Lのバックパックを使いましたが、特に困ることもありませんでした。
バックパックであれば、飛行機内にも持込めるので手荷物受け取りの時間も節約でき、何より手軽に旅をすることができるのがメリット。
そこで本記事では、海外旅行のバックパックの選び方やおすすめを紹介したいと思います。
海外旅行にバックパックで行くメリット
海外旅行にバックパックで行くメリットを紹介します。
両手が空くので行動しやすい
バックパックは行動の自由度が高いのがメリットです。
バックパックは背負って行動できるので両手が空くため、何をするにしても便利です。
キャリーバッグだと階段の上り下りも大変ですし、スピーディーに歩くことができません。
バックパックであれば、階段や狭い場所でもスムーズに移動できますし、走ることもできます。
荷物を取り出しやすい
バックパックは上部や側面のチャックを開ければすぐに荷物にアクセスできるので、荷物が取り出しやすいです。
また、収納ポケットもうまく活用することで、小物などを分かりやすく収納できますし取り出しも便利になります。
キャリーバッグだと開けるのが面倒で荷物の取り出しがしにくいデメリットがありますよね。
その点、バックパックであれば旅をしている時でもスピーディーに必要なものを取り出すことができるのでストレスが軽減されます。
飛行機内に持ち込みができる
30Lくらいのバックパックであれば、飛行機内に持ち込むことができます。
キャリーバッグの場合、飛行機から降りたらベルトコンベアに乗って流れてくる荷物を待つ必要があります。
バックパックであれば、こういった時間を節約することができるので、スムーズに入出国ができます。
使わない時でも保管場所に困らない
バックパックは荷物を入れなければコンパクトに収納できます。
旅行に行かない時期は使わないことがほとんどなので、どこかにしまっておく必要がありますよね。
キャリーバッグはコンパクトにすることができないため、それなりのスペースが必要です。
それに対しバックパックであれば、壁やラックに立てかけることもできるので、ほとんど置き場所を取らないのもメリットです。
ちなみに私が使っているバックパックは、こんな感じで薄く調整することができます。
押入れの端っこに入れておけば大したスペースも取らないので、邪魔になることもありません。
バックパックはデメリットもある
バックパックのメリットは大きいですが、デメリットもあります。
体への負担はある
いくら体にフィットするバックパックを選んだとしても、バックパックを背負って長時間の移動をすれば体への負担はあります。
どうしても重さは背中に集中するため、肩から背中にかけての疲労が溜まりやすいです。
荷物が重いと長時間の歩行で足への疲労にも繋がります。
なので、荷物はできるだけ軽量化するのが体への負担を減らすコツになります。
旅行の荷物を減らすコツは、【少ない荷物で旅しよう】旅行の荷物を減らす簡単なコツを紹介!で解説しているので参考にしてみてください。
セキュリティが弱い
バックパックは背中に荷物があるため、自分の視界から外れてしまい盗難やスリのリスクがあります。
なので、以下のような対策が必要です。
- バックパックのジッパーにロックを取り付けることで、簡単に荷物を取り出せないようにする
- パスポートなどの貴重品は、防犯ポーチや内側にある隠しポケットに入れて盗難のリスクを減らす
混雑した場所なども注意が必要で、バックパックを手放さず常に確認しておくことが重要です。
背中に汗をかきやすい
バックパックを背負うと、背中とバックパックが密着するため暑い気候の国では汗をかきやすくなります。
長時間の移動や観光をしていると、汗で不快感を感じることも。
こればっかりは仕方がないのですが、背中部分がメッシュ素材のバックパックを選ぶなどの対応が必要です。
海外旅行のバックパックの選び方
海外旅行のバックパックの選び方を紹介します。
容量の目安は30〜40リットル
バックパックの容量の目安ですが、できるだけ身軽に旅をしたい人は30リットル、多くても40リットルで十分です。
世界一周とか3ヶ月以上の長期の旅にでるのであれば40〜50リットルは必要です。
現地調達できないことも想定してある程度の荷物が必要となるからです。それに北欧など寒い地域に長期で行く場合は、暖かい衣類が必要なので容量が増えます。
海外旅行に行くには何かしら不安で色々持っていきたくなりますが、実際には使わなかったというものはたくさんあります。
むしろ、優先度の低いものは持っていかず、もし必要になったら現地調達するくらいで十分です。
機内に持ち込めるサイズ
バックパックを機内に持ち込む場合は、航空会社ごとに基準が決められているので、その範囲内に収まるサイズである必要があります。
基本的には、以下のサイズ・重量が目安となります。
サイズや重量をオーバーすると、追加料金がかかってしまうので注意が必要です。航空会社によって規定が異なるので、不安な場合は事前にチェックしておきましょう。
30L〜40Lのバックパックを選んでいれば、基本的には問題ありません。
チェストストラップとウエストベルト付き
街中のちょっとした距離ならいいですが、バックパックを背負って長距離を歩くと負担なってくるもの。
チェストストラップとウエストベルトがついていると、バックパックの負担を軽くすることができます。
メインスペースのファスナーは穴つき
これはドミトリーに泊まる方向けですが、メインスペースのファスナーは穴つきのほうが良いです。
というのも、穴つきファスナーであれば盗難防止に南京錠をつけることができるからです。
完全な盗難防止になるわけではありませんが、ドミトリーに泊まる場合は南京錠も用意しておくといいです。
海外旅行におすすめのバックパック
海外旅行におすすめできる人気のバックパックをピックアップしたので紹介します。
オスプレイ(Osprey)「Farpoint 40」
海外のバックパッカーの間で人気のオスプレイ。
筆者はオスプレイの「Porter30」という30Lのバックパックを使っていますが、海外の旅行系ブログ・サイトで評価が高いのが「Farpoint 40」です。
40Lと十分なスペースがある上に、ノートPC収納スペースもついているのでバックパッカーだけでなく、ノマドスタイルにも対応できます。
デザインもシンプルでカッコよく、耐久性もあるので長期に渡り使い続けることができるのもメリット。
旅行用のバックパックに最適化された設計なので、機能性も十分。
Aer「Travel Pack 3」
海外のノマドワーカーにも人気のバッグブランドAerですが、「Aer Travel Pack 3」は35Lと容量も程よく、複数のコンパートメント、ポケット、ジッパーがあるので整理整頓がしやすいです。
ヒップベルト、サイドにドリンク収納スペース、メインジップに南京錠取り付け可能と機能性も抜群です。
デザインや機能的にも、ゴリゴリのバックパッカースタイルではなく、ノマドスタイルでデジタルガジェット多めの人におすすめ。
ミレー「クーラ(KULA)30」
ミレーはフランス発の登山向けバックパックでも有名なメーカー。
クーラは旅行や街歩きに適した仕様で、快適性・機能性が備わったシリーズ。
レインカバー、錠をつけるジッパー、ウェストベルトなど機能性も文句なしです。
Gregory Compass30
「Gregory Compass」は、スタイリッシュなデザインにアウトドア用の機能を兼ね備えた万能タイプのバックパック。
デザインもかっこいいですし、十分なポケット数、ノートPC収納、サイドボトルポケットなど機能性も良いです。
そして何といっても685gという軽さ。ほとんどの旅行用バックパックは30Lであれば1kgは超えてくるのが当たり前。少しでも荷物を軽量化したい人にとっては嬉しいポイントです。
また、開口部は普通のリュックのように上部だけ開くタイプではなく、スーツケースのように大開口するので荷物の取り出しやすさとしても問題なしです。
Gregory Compassは30リットル、40リットルのタイプもあるので、好みに応じてサイズを選べる点もいいですね。
ザ・ノース・フェイス「ビッグショット(Big Shot)」
こちらも人気のノースフェイス。
32Lと程よい容量で、デザインもシンプルで使いやすいです。
ガチガチの旅行系バックパックではありませんが、2〜3日間の短期旅行などには気軽に持っていける利便性があります。
まとめ
海外旅行のバックパックの選び方やおすすめを紹介しました。
バックパックは機動性、容量調整、荷物の整理がしやすいなどのメリットがあります。そして、使わない時の保管場所もほとんど取りません。
容量については、旅行の目的や期間などにもよりますが、よほどの長期旅行でなければ30L〜40Lあれば十分です。
目的や持ち物に合わせて適切なサイズと機能性のあるバックパックを選んでみてください。
海外一人旅におすすめの持ち物リストは、【男性向け】海外旅行の持ち物リストまとめ【リュックだけでOK】で紹介しているので合わせて参考にしてみてください。