1年ぶりの海外旅行ということで、台湾に3泊4日で行ってきました。
特に観光はせず、台北市内で食事を楽しみながらまったり過ごしましたが、とにかく居心地がよくまた訪れたいと思うほど。何度もリピートする人がたくさんいるのも納得でした。
これまで訪れた国の中でも、滞在のしやすさは断トツでトップです。円安の影響で海外旅行の費用が高くなりがちですが、それでもリーズナブルに楽しめるのも台湾の魅力。
特に観光をせずとも、グルメを堪能するだけでも十分に楽しめた滞在となりました。
台湾3泊4日の男一人旅:1日目
羽田空港から松山空港まで約3時間。このくらいの長さだと、疲労も少なくていいですね。
まずは2万円を両替。兆豊銀行と台湾銀行があり、レートはほぼ違いがないのでどちらでもOKかなと思います。
2万円を両替して、手数料が30元かかり4,078元になりました。1元=4.8円という感じですね。
その後SIMカードを購入。最近はeSIMが主流になりつつありますが、iPhoneがeSIMに対応していない機種のため、物理のSIMカード利用でございます。
4日間滞在するのに3日プラン(300元)を購入してしまいましたが、1日くらいはなんとかなるでしょう。
まずはMRTで台北市内へ。空港から出るとすぐにMRTの入り口があります。
そして、悠遊カードの購入&チャージをします。
悠遊カードを購入するのに100元。さらに、現金をチャージして使っていきます。
1,000元を機械に入れたのですが、料金を選べるかと思ったらそのまま全額チャージされてしまいました。まあ、コンビニなんかでも使えるようですし問題ないでしょう。
電車、バスはもちろんのこと、コンビニとかでも使えるのでかなり便利でした。特に、電車やバス移動が多めの方は、使ってみたほうがいいかと思います。
さっそく悠遊カードを使って改札を抜け、台北の中心地に向かいます。
松山空港から台北市内までは、以下のルートで行くことができます。
- 松山空港駅からMRT文湖線「忠孝復興」駅まで
- 「忠孝復興」駅でMRT板南線に乗り換え「台北駅」まで
松山空港から台北駅まで20分くらいで到着。台北の中心地にくると、台湾の雰囲気がでてきますね。
とりあえず、本日宿泊するホステル「Cozy Home(客憩旅宿)」まで向かいます。
歩いていると肉まんのお店を発見したので、豚肉まんを1つ購入。20元。
意外とずっしりしてて、ジューシーでおいしかったです。
少し歩いてホステル「Cozy Home(客憩旅宿)」に到着。
このビルに入っているのですが、なんかディープな感じがしますね。
余談ですが、台湾初日は土曜日。宿泊ホテルは直前の金曜日に決めればいいやと思っていたのですが、これが大誤算でした。
というのも、土曜の台北のホテルはどこも料金が高い高い。平日の1.5倍から2倍以上するところまであって、安めのホステル(平日は1,500円くらい)でも4,000円くらいかかってしまいます。
そもそも、満室で予約が取れない施設も多く選択肢も少なかったです。土曜に台北に宿泊するなら早めに予約しておいたほうがいいです。
話は戻り、今回のホステルはこんな感じで、比較的おしゃれな雰囲気で清潔感もあります。
他のホステルは満室だったのに、ここのホステルだけ数人分空いていたのでちょっと不安でしたが、ベーシックなホステルで問題なし。
土曜料金で1泊で4,224円だったのはなんとも言えないですが、立地もかなりいいので仕方がありません。
荷物をおいて、まずは食事をとることに。いつの間にか外は暗くなっていました。
周辺では何か祭りのパレードのようなものをやっています。
最初見かけたときは、黄色い服を着た集団がデモでもやっているのかなと思っていました。
警官も出動していましたし、「変な日に来ちゃったかな…」と思ったのですが、近くにあるお寺の行事のようです。
周辺をプラプラしつつ、途中で見つけたこちらの牛肉麺のお店に。
伝票に注文メニューとテーブル番号を書いて、店の奥に持っていくシステム。全く分かってなかったので、注文メニューにチェックを入れて店員に渡したら全てよしなにやってくれました。
牛肉麺で150元。
味はまあまあですが、牛肉も大きくもちもち太麺もたっぷり入ってて大ボリューム。これだけでおなかパンパンです。
その後は、カフェで作業をすることに。
ホステルの近くにある「Perk & Cafe(邊緣咖啡)」へ。営業時間が夜中の3時までやっている珍しいカフェです。
カフェラテのアイスを注文。170元。
利用客のほとんどがパソコンで作業か勉強をしていることもあり、比較的静かで作業はしやすかったです。ドリンクは1杯170元前後。
ちなみに私が訪れた時は、日本の曲がピアノ・オルゴール風で流れていました。そして猫が1匹います。
そのあとは少し歩いて、台北駅から北に歩いたところにある寧夏夜市へ。
そこまで大きい規模ではありませんが、結構賑わってました。日本人もちらほら。
おなかいっぱいなので、新瑞麦土鳳梨酥というお店で軽く食べれるものを1つ。
お菓子のお土産屋さんみたいですが、店先でも屋台をやっています。ロール状お菓子を1つ購入。30元。甘くてサクサクです。
こんな感じで台湾1日目は終了です。
台湾3泊4日の男一人旅:2日目
昨晩は夜中に到着したであろう利用者が、隣のベッドでこの世のものとは思えないいびきをかいて全然寝れず。耳栓をしたらなんとか寝れましたが、おかげでだいぶ寝不足です。
これまでドミトリーを利用してきて、他人のいびきで寝れないことはなかったんですが、今回は尋常じゃない轟音。ドミトリーに泊まるなら耳栓必須だと実感するいい経験になりました。
ちなみに、轟音のいびき男性は私が起きた時にはいなくなっていました。
朝食は永和豆漿大王というところへ。いかにもなローカル食堂です。
近くにいくつか店舗があるようですが、こちらは店の奥にイートインスペースがあるので、店内でも食べることができます。
入ってすぐのところで、お店の人が日本語メニューを渡してくれるので注文してお会計をします。
ダンビン、豆乳スープ、ネギ入り焼き餅、肉まんを注文して100元。
すぐに提供できる豆乳スープと肉まんは、その場でトレイで渡され席に向かいます。時間のかかる料理は後から席に持ってきてくれるシステムのようです。
豆乳スープは台湾の朝食として定番みたいですが、あっさり目で揚げパンが入っています。量は意外と多いです。
ねぎ餅はニンニクが効いていてもちもち食感、ダンビンの卵がアクセントになって美味しいです。ちなみにタレは調味料スペースにあるので、自分でかけます。
意外とボリュームがあってお腹いっぱいです。それでもリーズナブルなのが嬉しい限り。お店の雰囲気もローカル感満載なので、台湾のローカルな朝食を味わいたい方にはいいかと思います。
その後は、昨日訪れた「Perk & Cafe(邊緣咖啡)」へ。
猫さん発見。人慣れはしているようで、だいぶリラックスしておられます。
とても雰囲気がいいカフェなので、作業に集中できます。
その後、いったんホステルをチェックアウト。次のホテルのチェックインまで時間があるので、サウナでリフレッシュすることに。
向かった先は天龍三温暖。
700元で利用できるサウナで、なかなか面白みのあるサウナでした。
まずは入り口で靴を預けて、リストバンドを受け取ります。そのあとはロッカーに荷物、服を入れてそのままサウナに直行です。お会計は最後。
サウナは、90度、110度とミストサウナが1つ。水風呂は、6度のシングル、ぬるめだけど泳げる広さのものが1つあります。
施設は経年劣化はあるものの、清掃が常に入ってるのでそれなりに清潔感があります。
休憩スペースはフリードリングがあってコーラとかレモンティーとか自由に飲めます。また、食事も食べられるのでサ飯もいいかもしれません。
面白いのが、ママさんなる人がそこそこ大きな声で、「私ここのママね。この後スペシャルマッサージするか?」と声をかけてくること。
「可愛い子いるよ。」「今日はサウナだけか?」と誘われるも、Noと断るとすぐに離れていきました。
至って普通の休憩室なのに、あんなにオープンに話かけられるとは思いませんでした。
そのあとにも、30代くらいのマスクをした女性にも「マッサージはどうか?」と声かけが。このサウナを詳しく検索すると、エッチなサービスが秘密の部屋で行われているようです。
また、下の階にも休憩ルームがあってテレビが3台。なぜか1つは無修正のエロ動画が流れていました。
なんともディープなサウナ施設でした。
その後は、迪化街を軽く散策することに。
結構な賑わいです。
レトロ感ある雰囲気の中にお店がズラーっと並んでいます。
永楽車輪餅というところでピーナッツのお菓子を購入。30元。
中身ぎっしりで、ほどよい甘さでおいしい。
他にも、紫さつまいもやかぼちゃ味もあって美味しそうでした。
その後軽く歩いていたら、川のほうも賑やかそうだったので寄ってみることに。
けっこう人がいて賑わっていました。
夜景が綺麗そうな雰囲気ですね。
廸化街のほうに戻り、度小月台北廸化店というお店へ。
人気店みたいで、ひっきりなしにお客さんがきていました。
担仔麺と杏仁豆腐を注文しました。担仔麺は味はあっさりめでした。もうちょっと濃くてもよかったかも。
意外と小ぶりなのでおやつ感覚で食べる感じですね。
杏仁豆腐は弾力があり、ドライフルーツとスナック(?)のコンビもいい感じでおいしかったです。
110元にサービス料が10%かかって121元でした。
台北駅に戻り、ホテルへチェックイン。
今回泊まるホテルが、TWIN STAR INN(双星寓所)です。台北駅のZ2出口の真下にあるので、かなり便利な立地にあります。
チェックインは自動チェックイン機で行うので、スタッフとのやりとりはありません。日本語対応なので指示に従うだけです。
一人部屋、バストイレは共有で1泊4,784円。部屋は狭くてベッド2つ分の広さといったところです。
一人旅でホテルに特にこだわりもないので、施設が綺麗で駅直結の立地を考えると、コスパはいいかと思います。
部屋で少しゆったりしていたのですが、寝落ちしてしまいそうになるので出かけることに。
西門の方へ行ってみることにします。西門は他のエリアと変わって若くてイケイケな雰囲気ですね。
事前にチェックしていた2つのお店がすごい行列で諦めることに。
しばらく歩き回っていましたが、人が多すぎるので少し落ち着いた方面へ。
Googleマップを頼りに、比較的評価の良かった小籠包のお店「Liu Tang Bao(劉湯包)」に来ました。
小籠包は、8個入りで70元。結構人気みたいで、ちょこちょこお客さんが来てました。
店の前でも食べることができるので、地元の人に混じって食べることに。
地元民に混じって路上で食べるのが、海外のローカルを堪能しているって感じで好きです。
小籠包はかなり美味しくて、熱々ジューシー。タレもちょうどいい味付けですし、8個じゃ足りないくらい美味しかったです。値段も安いですし、これはまた来たいと思えるほど。
店員のお兄さんも笑顔でとても親切でした。
小籠包に満足はしましたが、ちょっと疲労がたまっているのでとりあえず台北駅のほうに戻ることに。
良さげなお店があったら何か食べようかと思っていたのですが見当たらず、台北駅周辺は8時30分に飲食店が閉まるようでどこも片付けをしています。食べるタイミングを逃してしまいました。
歩き回るのも夜市に行くのも面倒なので、本日はコンビニで済ませることに。
ホテルに戻ってまったりしつつ就寝です。
台湾3泊4日の男一人旅:3日目
台湾の男一人旅3日目、7時起床。
朝食はホテル近くにある台湾式おにぎりのお店「青島飯糰」へ。お客さんもひっきりなしに来ていて、日本人もちらほら。
Googleマップの口コミを頼りに、「紫(ムラサキ)、総合(ソウゴウ)」と伝えます。「辛いのは?」と日本語で聞かれるので、いらなければ「No」と答えて注文完了です。45元。
目の前で作ってくれるので、手作りしている様子を直接みることができます。
ボリュームたっぷり、手のひらより大きいです。
どんな味がするのか未知でしたが、これが結構おいしかったです。
ちょっとモチモチしたお米に、おかか、シーチキン、おしんこ、サクサクしたものなど具沢山。
お腹いっぱいになるし、45元はコスパ最高です。ここはまた食べたい。
その後は、電車で剣潭駅まで向かいます。
ここからバスに乗って、陽明山(七星山)に行く予定です。陽明山は台湾での高尾山のような位置付けで、初心者向けの山でもあることから人気があるようです。
バス待ちの行列がすごいです。天気が心配ですが、今のところ大丈夫そう。
ところが、陽明山バスターミナルに着くころには雨が…。
ここから登山口まで周回のミニバスに乗り換えて向かいます。
しかし、バスを降りたら雨と風が強くなっていました。ガスってて視界も悪く、何より気温が低くて想像以上に寒いです。
軽装で来てしまったこともあり、大事をとって引き返すことにしました。うーん、残念。
ただ、11時には台北駅に戻ってこれたので、3時間くらい潰れただけで済みました。地上だと天気は全然大丈夫なんですけどね。
とりあえず、近くにある北北車魯肉飯(Braised Pork Rice)へ。
お昼時ということもあって行列ができていました。店内でも食べることができますが、けっこう狭いのでテイクアウトすることに。
魯肉飯と卵で60元。
味はまあまあで、行列ができるほどかなといった感じでした。
予定が狂ってしまったのでどうするか…
近くにあるコワーキングスペース「The Singularity(シンギュラリティ)」に行ってみることに。
台北駅のすぐ近くにあり、内装も豪華でおしゃれです。
3h/250元、5h/350元、1Day/450元のプランがありましたが、3時間で250元のプランをチョイス。
ドリンク飲み放題、お菓子食べ放題です。2Fにもスペースがあります。
しばらく作業をした後、軽く散歩でもするかと近くの二二八和平公園へ。
けっこう広めの公園で博物館なんかもあります。
綺麗な公園でベンチやゴミ箱もあるので、テイクアウトしたものを食べるのにも良さそうです。
軽くブラブラして、次は正豪季水餃專賣店という水餃子のお店に。
昼と夜は行列ができることもあるようですが、時間的に空いていたためすんなり入れました。
流れとしては、入ってすぐに注文用紙があるので、料理の個数とテーブル番号を記入してカウンターに持って行ってお会計。タレとかは注文用紙の隣にあるので、自分でアレンジしてテーブルに用意しておく感じです。
水餃子10個と炸醤麺(小)を注文。140元。
水餃子はプリっとしたエビがアクセントになっておいしかったです。一人で10個は多いかなと思いましたが、ペロッといけちゃいました。
炸醤麺は味が薄めでちょっと物足りなかったですが、まずまずのお味。
お腹いっぱいになったところで、一旦ホテルに戻って軽く休憩。
そのあとは、「Perk & Cafe(邊緣咖啡)」に行って作業に没頭。
3時間ほど作業をしてホテルに戻ります。
帰りにセブンイレブンに寄って、ココアとバナナを購入。
台湾3日目はこんな感じで終了です。
台湾3泊4日の男一人旅:4日目(最終日)
本日は、台湾3泊4日の男一人旅4日目であり最終日です。
松山空港16:50発の便に乗るので、それまで台北市内でゆっくりします。
遅めの起床で時刻は9時。昨晩から少し体調がおかしいなとは思っていたのですが、ちょっと寒気がします。鼻水出てきているので、風邪でもひいたのでしょうか。まだ軽めの症状なので、帰国までは十分に持ちそうです。
朝食に向かったのは2日目に訪れた永和豆漿大王。
前回とは違ったメニューを注文。
豆乳(アイス)、大根餅、ネギ入り卵焼き、山芋パンを注文しました。全部で85元。
豆乳は甘くて濃厚だけどスッキリ飲める、めちゃくちゃ美味しいです。こんなに美味しいのであれば毎日飲みたいくらいです。
さといもパンはインパクトのある色をしていますが、中にあんこが入っていてこちらもおいしかったです。
不思議なのが大根餅。初めて食べましたが、味はほとんどしないのに何故か次から次へと箸が進む不思議な食べ物でした。
満足のいく朝食を済ませたところで、軽く散歩がてら二二八和平公園通りながらホテルへ戻ります。
こちらが公園内にある国立台湾博物館。けっこう立派な建物です。
ホテルへ戻り、ブログ記事のネタになりそうなものを撮影。
一人旅の荷物の記事に使えるかなと思い、部屋ですべての荷物を撮影してみました。こんな感じ。
初日のホステル用に使ったサンダルがありましたが、すでに処分してあるのでここにはありません。
今回は28Lのバックパックできましたが、それでも結構余裕がありました。台湾旅行であればもっとコンパクトなバックパックでもよかった気がします。
ついでに残りの現金を確認。この時点で、手元の現金は残り300元。カフェと最後の食事でちょうど収まりそうです。
とりあえず、ホテルをチェックアウト。チェクアウトも機械なので楽ちんです。
その後は、おなじみの「Perk & Cafe(邊緣咖啡)」。
4日の滞在で4回目というヘビロテ具合。
他のカフェに行く気がなくなるくらい居心地がいいです。
しばらく作業をして、最後の食事に行くことに。
ローカルな雰囲気の路地に向かいます。
城中猫耳朶というお店へ。薄暗いディープな路地のなかにあるので、なかなかの雰囲気です。
店内もいかにもなローカル感。いいですね〜、こういう雰囲気。
エビチャーハンを頼みました。100元。
プリップリのエビが5匹。チャーハンの味は薄めでしたが、2人前近くあるのではないかという大ボリュームです。
最後にローカルな雰囲気で食事ができて大満足。
そろそろ松山空港へ向かいたい時間なので、台北駅へ向かいます。
4日間滞在して、毎日見たこの景色ともお別れです。まだまだ滞在したい…
MRTを乗り継ぎ、松山空港へ。
総括
台湾3泊4日の男一人旅でしたが、とにかく居心地のいい国でした。
料理はおいしいし物価も比較的安め、治安も良く、現地の人が日本人慣れしているのでお店によっては日本語が通じます。
こんなに旅がしやすい国は、台湾の他に韓国(行ったことはないですが)くらいではないでしょうか。
そして、3泊4日の間に現地で使ったお金(食費等と現地の交通費のみ)は2万円を切りました。
食事がおいしくて安く過ごせるなんて最高です。
3時間で気軽に行ける国なので、これはまたマイルを貯めて必ず訪れたいと思います。
台湾ひとり旅の費用、おいしいグルメ、おすすめホテル、知っておきたいことについて、以下の記事でまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。