仕入れをするとき大半の人は、モノレートをみて「確実に利益がでるだろう」という商品を仕入れると思います。
もちろん、ほぼ確実に利益が出るものだけを仕入れるスタイルであれば、リスクも少なく健全なキャッシュフローを築きやすいです。
しかし、そういった仕入れだけだと、
- 利益が頭打ちになってきた
- 仕入れ幅が広がらない
といったことを感じる人もいると思います。
そこで、一つの考え方として、リスクとリターンを考慮した仕入れというものがあります。
どういうことかというと、利益がプラマイゼロ、または赤字になるかもしれないけど、利益が狙える商品を仕入れることです。
キャッシュフローに余裕がある人向けの戦略なので、初心者や資金に余裕がない人にはおすすめできませんが、この考え方ができるだけでも仕入れ幅は広がります。
本記事では、リスクとリターンを考慮した仕入れについて解説していきたいと思います。
相場に応じたリスクとリターンを考えてみる
利益がプラマイゼロ、または赤字になるかもしれないけど、利益が狙える商品を仕入れるのは、「ただのギャンブル仕入れじゃん」と感じる人もいると思います。
しかし、ここで考えて欲しいのは「自分にとってリスクとは何か?」ということ。
「仕入れ判断で、最低でもこの価格であれば売ることができる」といった状況で、次の3つのパターンを考えてみます。
- 「赤字」になることがリスク
- 「プラマイゼロ」になることがリスク
- 「黒字」になることがリスク
①の赤字は誰にとってもリスクですよね。
②のプラマイゼロは、仕入れ資金が無駄になってしまうからリスクだと感じる人もいれば、プラマイゼロだったらリスクに感じない人もいるかと思います。
③の黒字は、仕入れ資金に対してどのくらい利益が取れるのかで感じ方は変わると思いますが、少額でも黒字で終わるのであればリスクとは感じない人が多いのではないでしょうか。
具体例で見てみます。下のモノレートはとあるDVDのモノレートです。
販売実績としては、直前で中古14615円で売れていることがわかります。その後、相場が上がり約2万円まで上がっています。
店舗やネットでこのDVDが11,000円で仕入れられるとしたら、
仕入れますか?
仕入れませんか?
現在の2万円の中古相場で売れるかは分からない状態ですが、2万円で売れたら5000円の利益になります。
ここで考えられるのは次のことかと思います。
パターン①出品者が増えて相場が1万円に戻った場合約3000円の赤字
パターン②相場が直前の販売実績である14615円に戻った場合約700円の利益
パターン③現在の相場2万円で売れたら約5000円の利益
本記事で言いたいことは、こういった商品を仕入れることができるかどうかです。
※あくまで例なので、金額の大きさは無視して考えてくださいね。
大きな利益を取ることにチャンレンジしてみる
今回例にした商品の場合、仕入れる人は少数です。
なぜなら、次のように考えるからです。
- 2万円で売れるかどうかわからない
- 直前の実績で言えば14600円で売れるけど、1万円の仕入れに対して利益700円ではいい仕入れではない
- 最悪、相場が1万円に戻ると3000円の赤字になってしまう
しかし、私はこう考えます。
- 最低でも14600円では売れる(自身のモノレート分析から高い確率と判断)
- 利益率は低いが最低700円の利益に対して、5000円の利益が狙える(仕入れ資金的にも、赤字にならないのであればリスクとは思わない)
- 万が一にも相場が1万円になってしまった場合は受け入れる
最低でも14600円で売れるという判断は、個人のモノレート分析次第です。
しかし、ここで言いたいことは「リスクが少なく大きな利益が狙えるチャンスがあるのであれば仕入れてみる」ということ。
仕入れ資金11000円に対して700円の利益では、仕入れ資金がもったいないですが、5000円の利益が狙える状態です。
2万円で売れなくても黒字で終えることができますよね。全然リスクではありません。
繰り返しますが、あくまで例なので、金額の大きさは無視して考えてくださいね。
では、この商品のその後の相場はどうなったか。
あくまで結果論ですが、11000円の仕入れ価格でも十分な利益が取れたことがわかります。
もちろん、すべての商品がこういった結果になるわけではありません。繰り返しますが、資金力やキャッシュフローに余裕がないとダメです。
まとめ
リスクとリターンを考慮した仕入れについて解説してきました。
こういった仕入れは初心者向きではなく、中級者以上の人や資金に余裕がある人向けの考え方です。
正直、賛否両論ある仕入れ方なので、こんなギャンブル仕入れする必要ないという人もいます。
しかし、私は「リスクが少なく大きな利益が狙えるならチャンレンジしてみる」ということを意識しています。
もちろん、今回の例で紹介したような状況でなんでもかんでも仕入れるわけではありません。
自身の経験から「高い確率で最低でもこの価格で売れる」という判断と、「どの程度リスクがあってそのリスクに対してどのくらいのリターンが見込めるのか」を判断して仕入れます。
どの程度リスクが取れるかは人それぞれですが、大きなリターンが見込めるならチャンレンジしてみてもいいのではないでしょうか。
※ちなみに本記事で例にした商品はこちら。
【モノレート】星組宝塚大劇場公演 ブロードウェイ・ミュージカル『ガイズ&ドールズ』 [Blu-ray]
本記事で紹介したタイミングで仕入れたわけではありませんが、8000円で仕入れられたので、14000円の利益になりました。