【40代ソロ活】非日常でリフレッシュ!東京近郊でソロ登山3選(秩父・奥多摩・富士山)

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40代のソロ活としておすすめなのが登山。

日常から離れてリフレッシュでき達成感もある。体力的に合わせた山を選べば、自分のペースで楽しむことができます。

この記事では、私が実際にソロで登って「これは良かった」と感じた山を3つの体験談(秩父の三峯神社、奥多摩の縦走、富士山)とソロ登山を始めてみて実感した魅力やメリットを紹介します。

それぞれ違った魅力がありましたが、どれもソロだからこそ自分のペースで楽しめた山行でした。

「登山に興味があるけど、どんな感じなの?」と気になっている方の参考になれば嬉しいです。

目次

【西武秩父】三峯神社~妙法ヶ岳:程よいルートで楽しい

「いきなりハードなコースは避けたい。でも適度な達成感と非日常感を味わいたい」といった方におすすめなのが、埼玉県秩父にある三峯神社とその奥宮・妙法ヶ岳の往復コースです。

三峯神社は、関東屈指のパワースポットとしても有名ですね。都心から西武秩父駅まで特急もあり、比較的アクセスしやすいです。

ルート概要とおすすめポイント

埼玉県秩父市にある大輪バス停(西武秩父駅からバスで約35分)をスタートし、三峯神社へと続く表参道を登ります。

そして、三峯神社から奥宮のある妙法ヶ岳を目指し、往復するルートです。帰りは三峯神社からバスで西武秩父駅へ戻ります。

標準コースタイムは、全体で4~5時間程度。

  • 大輪バス停 → 三峯神社:約2時間~2時間半
  • 三峯神社・妙法ヶ岳山頂の往復:約1時間半~2時間
おすすめポイント
  • 急登や危険箇所は少なく、登山道も比較的整備されています。
  • 登山道・渓流・軽めの岩場などバリエーション豊富で楽しめる。
  • 三峯神社展望台、妙法ヶ岳山頂からの景色は、奥秩父の山々を見渡せて綺麗です。


ソロ登山体験記

平日にも関わらず、西武秩父駅前から三峯神社行きのバス停には既に行列が。運良く座れましたが、バスは超満員。

約35分揺られ、大輪バス停で下車。目の前の大きな鳥居を通り抜けた先が、三峯神社への登山口となっています。

【前半:三峯神社へ、苔むす石畳と清浄の滝】

序盤は、石畳のなだらかな坂道。古道のような雰囲気でとても綺麗です。

大輪ロープウェイ駅跡を過ぎると、道は林道へと変わり本格的な山道に。段差の大きい箇所は少ないものの、ゴロゴロした石が多く歩きにくい場所も。

橋が崩壊している箇所や、ぬかるんだ道もいくつかありましたが、慎重に進めば問題ありません。

誰にも会わない静かな道をひたすら歩いていると、「清浄の滝」に到着。小さな滝ですが、綺麗で癒されます。

その後もひたすらのぼり続けると、三峯神社の展望台へ。

深緑の山々と青空のコントラストは、なかなかの絶景でした。

【中盤:三峯神社散策、そして奥宮・妙法ヶ岳へ】

軽く三峯神社を散策します。

広々とした境内はとても綺麗です。

鹿との思わぬ出会いも。

次は奥宮である妙法ヶ岳を目指します。

ここからは、それまでの山道とは雰囲気が変わります。木の根が多く、やや歩きづらいです。

平日にも関わらず、妙法ヶ岳から帰ってくる登山者とは多くすれ違いました。道中には休憩所もいくつかあるので、自分のペースで無理なく進むことができます。

石がゴロゴロしたゾーンや、ちょっとした岩場もあり、変化に富んだルートで飽きさせません。

【終盤:妙法ヶ岳山頂、そして達成感と共に下山】

妙法ヶ岳の山頂直下は、やや急な斜面で少し渋滞気味でしたが、鎖や手すりを使って慎重に登りきると、ついに奥宮のある山頂へ。

奥宮の左手にあるビューポイントからの眺めは綺麗で、ここまで登ってきた甲斐があったと感じる瞬間です。

しばし景色を堪能し、三峯神社へ戻り本日の山行は終了です。スタートから約4時間、程よい難易度と充実感でした。

三峯神社~妙法ヶ岳のソロ登山を終えて感じたこと

このルートは、「大輪バス停〜三峯神社」までと「三峯神社〜妙法ヶ岳」の登山道の雰囲気が変わり、山道のバリエーションも豊富なので、飽きずに楽しむことができました。

三峯神社や妙法ヶ岳からの眺望も期待以上。

難易度、山道のバリエーション、楽しさ、眺望のバランスが取れたルートといえます。

ただし、「大輪バス停〜三峯神社」まではぬかるみが多い箇所があったので、季節や雨のタイミングによっては足元には注意が必要です。そして、三峯神社からの帰りですが、バスを利用する場合は混雑を覚悟した方が良いかもしれません(私は立ちで35分乗っていたので結構しんどかったです)。

こういったデメリットはあるものの、存分に楽しめるルートかと思います。

【奥多摩】鋸山~大岳山~御岳山:ロングコースでステップアップ

都心からのアクセスも良い奥多摩で、登りごたえのあるソロ登山に挑戦したい。そう思って選んだのが、鋸山、大岳山、そして御岳山を巡る縦走ルートです。

約6時間という長丁場、40代の体力試しの挑戦でもありました。

ルート概要とおすすめポイント

JR青梅線・奥多摩駅をスタートし、愛宕神社を経由して鋸山、大岳山へと登り、最後に御岳山の御嶽神社を巡る縦走コースです。

下山は御岳山からケーブルカーとバスを利用してJR御嶽駅へ行きます。

標準コースタイムは、全体で6時間~7時間程度。

大岳山から御岳山は、奥多摩エリアでも人気の高い縦走ルートの一つ。アップダウンが連続し、岩場や鎖場も一部あるなど、変化に富んだ登山道が特徴です。

おすすめポイント
  • バラエティに富んだルートで楽しめる
  • 道は整備されていて、危険箇所の補助も充実している
  • ほぼ一本道でルートが分かりやすい

ソロ登山体験記

奥多摩駅を出て左に曲がり、昭和橋の方へ向かいます。

橋を渡ると右手に案内板が出てくるので、案内板の脇にある階段が登山道入り口です。

【序盤:愛宕神社から鋸山へ】

序盤は緩やかな登りが続き、涼しげな登山道を進みます。木漏れ日が心地よい山道です。

しばらく行くと、180段くらいある名物の階段が登場します。半分くらい登ると、さらに角度が上がり高度感が増します。

階段を登ると愛宕神社へ。

愛宕神社を過ぎると道は徐々に険しさを増し、岩場や鎖場も現れます。

とはいえ、階段や鎖はしっかりと整備されているので、慎重に進めば問題ありません。

この日は平日だったこともあり、大岳山までは驚くほど人に会わず、まさにソロを満喫。聞こえるのは自分の息遣いと鳥の声だけ。この静寂と孤独感がソロ登山の魅力です。

ひたすら登り続け、ようやく鋸山に到着。眺望はないのでここはサクッと通過して、大岳山を目指します。

【中盤:大岳山へ】

鋸山を過ぎ、アップダウンを繰り返しながら進んでいきます。このあたりから足の疲労もキツくなってきます。

とはいえ、比較的緩やかな道もでてきて、ときには綺麗な山道がでてくることも。

大岳山付近の登りは、今回のルートで一番の正念場でした。

「現代風の階段」とでも呼びたくなる整備された階段が現れてからが、なかなかの急登の連続。

足がキツイキツイ…休みながら登り続けます。

そして、ついに大岳山山頂へ。

ここまでのルートの静けさとは違い、既に10人ほどの登山者が休憩していました。御岳山側から登ってくるルートが人気みたいですね。

山頂からの景色はイマイチですが、霞んでなければ富士山が見えるそうです。

【終盤:御岳山・御嶽神社へ】

大岳山からは下りメインで進みます。岩場も多いので慎重に。

しばらくするとなだらかな道が増え、渓流が見えてきます。

木々に囲まれた苔むした雰囲気が個人的にはとても好きですね。

せっかくなので御嶽神社にも立ち寄り。

神社は意外と多くの人で賑わっていました。ちなみに、御嶽神社が御岳山の山頂となっています。

神社からの景色が意外とよかったです。

その後は商店街を抜け、御岳山のケーブルカー乗り場に到着。

約6時間の山行はかなりの疲労感でしたが、なかなかの達成感を味わうことができました。

奥多摩三山縦走ソロを終えて感じたこと

このルートは、変化に富んだ登山道で飽きさせず、道も整備されていてソロでも比較的安心して歩ける良いコースでした。

一方で、距離も長くアップダウンも多いのでなかなかのチャレンジ。もっと体力をつけなければ、と今後の課題も感じた山行でした。

木々に覆われた道が多いので眺望は期待できませんが、奥多摩の自然の中で適度な負荷をかけつつ自分を試すには、とても良いトレーニングコースだと感じました。

富士山ソロ登山(山小屋泊):一度は登りたい日本最高峰

始めて一人で登山をしたのがこの富士山でした。

ルート概要とおすすめポイント

山梨県側の富士スバルライン五合目からスタートし、山頂の剣ヶ峰を目指す、富士登山で最も一般的なルートです。

七合目の山小屋「鳥居荘」で1泊し、翌日山頂を目指す計画にしました。

日本一標高の高い山ということで、40代の新たな挑戦として、記憶に残る体験となるかと思います。

山小屋に宿泊することで、無理のないペースで登ることができ、天気がよければご来光もみることができます。

標高が高いため高山病のリスクが常にあり、天候しやすく、夏でも山頂付近は真冬のような寒さです。装備は十分に揃えていきましょう。

ソロ登山体験記

「いつかは富士山に」と思いつつも、なかなか機会がありませんでしたが、40代のソロ活として、ついに日本最高峰へ挑戦することにしました。

選んだのは、初心者でも比較的安心と言われる吉田ルート。

山小屋「鳥居荘」で一泊し、無理のないペースで山頂を目指すプランです。

1日目:五合目から七合目の山小屋へ

平日の富士山五合目(吉田口)は、予想以上に多くの登山者で賑わっていました。特に外国人観光客の多さが際立っていました。

富士山五合目(吉田口)
富士山五合目(吉田口)

2024年から導入された登下山道の使用料2,000円を支払い、リストバンドを受け取って、いよいよ12時20分に登山開始です。

最初は緩やかな道が続きます。

富士山五合目からの緩やかな山道

快晴だった空も次第に雲がでてきましたが、日差しが和らいで歩きやすくなったのは幸いでした。

吉田ルートは難所も少なく、黙々と足を運ぶ感じ。一部、角度のある岩場もありますが、ロープもあるので慎重に登れば問題ありません。

角度のある岩場

登山開始から約2時間、14時20分には七合目の山小屋「鳥居荘」に到着。

山小屋「鳥居荘」

鳥居荘からの景色はなかなかのものでした。

思ったより早く着いてしまい、チェックイン後は部屋で過ごすことに。

しかし、想定外だったのは、山小屋で一人でいてもやることがなく退屈だということ。

Kindleで読書をしたり、スマホをいじったりするものの、どうにも手持ち無沙汰。横になっているうちにウトウト…を繰り返し、結局、深夜になってもなかなか寝付けませんでした。

2日目:ご来光、そして山頂へ

浅い眠りのまま朝4時、ご来光を見るために外へ。

天気はまずまずで、雲海から太陽が顔を出す瞬間は、やはり神々しいものがありました。

絶景というには少し雲が多かったかもしれませんが、それでも十分に美しい景色です。

日の出を堪能し、5時15分に山頂へ向けて出発。

八合目あたりから傾斜がきつくなり、ここからが体力勝負。ひたすら続く同じような砂礫の道は、正直なところ景色の変化に乏しく、精神的にも少し飽きがきます。

それでも、一歩一歩進むこと約3時間20分。

8時35分に、ついに富士山山頂(吉田ルート側)に到達です。

達成感はありましたが、山頂からの景色は…ガスっていたこともあり、正直「あれ、こんな感じ?」というのが第一印象でした。

富士山山頂からの景色
富士山山頂からの景色

富士山の山頂はとにかく寒い寒い。山頂の休憩スペースで山小屋でもらったお弁当を食べ、火口をサクッと見てまわります。

富士山の火口

その後は下山開始です。下山は同じような景色が続くため、正直かなり退屈でした。

ちなみに、下山中に登山靴の中でつま先が当たり続け、足の親指を軽く負傷。後で知ったのですが、これは靴紐の締め方が緩いと下り坂でよく起こる現象だとか。

初めての登山靴だったので、完全に盲点でした。内出血で爪が真っ黒です。

富士山ソロ登山を終えて感じたこと

初めての本格的なソロ登山、そして日本最高峰への挑戦。

体力的なキツさ、景色の単調さ、山小屋での手持ち無沙汰、そして爪の負傷と、色々あった山行でしたが、「日本一の山に登った」という達成感を味わうことができました。

正直、面白みという点では他の山に軍配が上がるかもしれません。しかし、40代のソロ活として、体力と向き合い自分を試す良い機会になりました。

40代からソロ登山を始めてプラスになったこと

実際にいくつかの山に一人で登ってみて、40代の自分にとってプラスになったことを紹介します。

手軽に非日常感を味わえる

40代にもなると新しいことに挑戦する機会も減り、毎日同じような生活、同じようなルーティンになりがちな人も多いかと思います。

そんな日々にちょっとした刺激が欲しくなることもありますよね。

ソロ登山は、手軽に非日常感を味わえるいい方法だと感じています。

登山口に一歩足を踏み入れれば、普段とは違う世界です。木々の匂い、鳥の声、渓流の音、山道を歩く音など、日常とは違った空間を過ごすことができます。

海外旅行や長期休暇を取らなくても、休日の数時間でこのリフレッシュ感が得られる気軽さはメリットです。

体力維持・健康増進につながる

40代になると、どうしても体力的な衰えを感じやすくなりますよね。

ジム通いやランニングも良いですが、なかなか続かないという方もいるかもしれません。

その点、登山は「景色を楽しむ」「山頂を目指す」という目的があるので、運動しているという感覚よりも楽しみながら体力維持や健康増進に繋がっている気がします。

もちろん、いきなりハードな山に挑戦する必要はありません。自分の体力に合わせて山を選び、自分のペースで歩くことが大切です。

最初は「もうしんどい…」と言って登っていたのが、登山を繰り返していくうちに徐々に体力がついてくるのも実感できます。

40代からでも始めやすい

「登山って体力が必要で、40代から始めるのはハードルが高いんじゃ…」と思いがちです。

私も最初はそう思っていましたが、日帰りで行ける初級の山であれば、しっかり準備をすれば十分に楽しめます。

登山道も整備されている場所が多いですし、YAMAPなどの登山アプリのもあるので便利です。

何より、ソロ登山なら自分のペースで、誰にも気兼ねなく始められるのが良いところ。

40代から新しい趣味としてスタートするのに、実はとても適しているのかもしれません。

まとめ

ここまで、東京近郊での3つのソロ登山と、40代からソロ登山を始めてみて感じた魅力を紹介してきました。

それぞれの山行は、決して楽なことばかりではありませんでした。でも、自分の足で一歩一歩進み、山頂に立った時の達成感。日常では決して見ることのできない絶景。そして何より、静かな自然の中で自分自身と向き合い、思考がクリアになっていく感覚。

それぞれ大変な部分もありましたが、静かな自然の中で黙々と歩いたり、普段の生活では見ることのできない景色を見ることができました。

40代からのソロ登山でも、しっかり準備すれば一人でも十分に楽しめます。なんといっても、非日常感を味わいながら達成感を得られるのは大きな魅力です。

特に私のように都心に住んでいると、自然と触れ合う機会がほぼないので、リフレッシュに最適な40代の1つの趣味だと感じています。

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