SEO技術を体系的に学べる資格が「SEO検定」ですが、その最上位資格であるSEO検定1級に合格しました。
これからSEO検定1級を受けてみようと思っている方の中には、
- SEO検定1級の難易度は?
- 合格するための勉強方法のコツを知りたい
- SEO検定1級が気になっているけどメリットはあるの?
といった疑問を持っている方もいるはず。
そこで本記事では、SEO検定1級の難易度、勉強方法のコツ、メリットについて解説したいと思います。
SEO検定1級の基本情報
まずは、SEO検定1級の資格概要について解説します。
資格内容
SEO検定1級は、4級から2級までのSEO基礎技術を発展させ、応用技術を養うためのSEO検定最上位の資格となっています。
具体的な内容は以下のとおりです。
- モバイルSEO
- ローカルSEOとMEO
- Google検索ランキングシステム
- インデックスの促進方法
- 検索順位の復旧方法
- 生成AIを使ったSEO
- SEOを取り巻く環境の変化とその未来
特にローカルSEO、ペナルティをもらった後の検索順位の復旧方法、生成AIを使ったSEOなど、SEO担当者として知っておきたい知識を学ぶことができます。
試験概要
SEO検定1級の試験概要は以下のとおりです。
受験料 | 8,800円(税込) |
---|---|
問題数 | 選択式問題80問 |
試験時間 | 60分 |
合格基準 | 得点率80%以上 |
受験形態 | 所定の会場で受験 |
解答 | マークシート方式 |
合格発表 | 試験日より14日以内に郵送 |
SEO検定は1級から4級までありますが、いきなり1級を受験することもできます。
なお、試験範囲はSEO検定1級〜4級までのテキストが対象となっています。
SEO検定1級の合格率と難易度
SEO検定1級の合格率と難易度について解説します。
合格率
SEO検定1級の合格率は以下のとおりです。
- 2017年:87%
- 2018年:89%
- 2019年:81%
- 2020年:77%
- 2021年:70%
- 2022年:65%
- 2023年:64%
- 2024年:63%
参考リンク:全日本SEO協会「SEO検定・過去の合格率」
合格率は年々下がっていて、ここ数年では65%前後となっています。
SEOは毎年のように変化がある上に、SEO検定は過去の事例も多々出題されるので、カバーすべき範囲が年々広がっていることが合格率の低下に繋がっているようです。
難易度
SEO検定1級は、他の一般的な資格に比べて難易度は低いです。
あくまで個人の感覚ですが、人気の資格である「FP3級」「ITパスポート」の方がはるかに難しいといえます。
ただし、合格率は65%前後と3人に1人は落ちるレベル感なので、しっかり勉強して望まないと不合格になる可能性もあります。
ちなみに私の場合、ブログの運営歴があり多少のSEO知識がある状態での受験でした。SEO知識が全くない方の場合、難易度は高く感じるかもしれません。
SEO検定1級に合格するための勉強方法とコツ
SEO検定1級に合格するための勉強方法とコツについて紹介します。
公式テキストと問題集が必須
SEO検定1級に合格するためには、公式テキストと問題集は欠かせません。

相当なSEO知識がないと、公式テキストと問題集なしで合格するのは難しいです。
テキストと問題集をしっかりこなせば、十分に合格レベルに持っていくことができます。
なお、SEO検定の公式サイトでは、「1級ダウンロード学習コース」にも申し込みができますが、こちらを利用する必要はないかと思います。
テキストと問題集で十分に合格まで持っていくことができるからです。
おすすめの勉強方法【とにかく問題集が重要】
SEO検定1級に合格するための勉強方法ですが、以下の流れがおすすめです。
- まずは公式問題集を一番最初に解く(自分のレベル感を把握する)
- その後、分からなかった箇所を中心にテキストを読み込む
筆者はSEO検定1級と2級に合格していますが、これまで経験からいうと、とにかく問題集が重要になってきます。
というのも、過去問と同じ問題がそのまま出題されることも多いので、過去問の正答率を上げておくことで合格にかなり近づくからです。
公式問題集には、「過去問100題」と「模擬試験80問」が2つで、合計3つの問題集が掲載されています。
そこで、まずは過去問100題に挑戦して、自分のレベル感を把握するのがおすすめです。
一度過去問を解くことで、正答率や出題傾向、自分の苦手な分野などが分かります。
その後、自分の苦手分野を中心にテキストを勉強して、再度過去問100題、そして模擬試験80問の2つに挑戦するのが効率的な試験対策となります。
2級から4級も勉強したほうがいい?
SEO検定1級の出題範囲は、1級〜4級の公式テキストの内容が対象となっています。
ほとんどは1級のテキスト・問題集から出題されますが、一部の問題は他の級からも出題されるため、「2級から4級も勉強したほうがいいの?」と疑問に思う方もいるはず。
できるだけ正答率を高めたいのであれば、他の級も勉強したほうがいいです。
私が1級と2級を受けた時、これまで見たことのない用語や画像がでてきて「これは何を意味するか?」という問題が出題され、全く意味がわからなかったこともありました。おそらく他の級からの出題だったと思われます。
ちなみに私はSEO検定2級も受けたので、2級のテキスト・問題集も含めてSEO検定1級に合格したことになります。
お金に余裕があって安全策を取るなら、2級〜4級の勉強もしておくといいでしょう。
SEO検定1級の受験の流れ
SEO検定1級の受験から合格までの流れを紹介します。
SEO検定1級の受験は、全日本SEO協会の公式ホームページの「試験日程」ページから申し込みをします。
会場と1級の試験時間を選んで、「申し込み」ボタンから手続きをしましょう。

その後、申し込み完了メールが届きます。
試験の注意事項なども記載されているので、事前に読んでおきましょう。
所定の会場で試験を受けます。
- 身分証明書
- 鉛筆
- 消しゴム
受付の際に本人確認が必要となるので、身分証明書を忘れずに。
また、試験は紙のマークシート方式なので、鉛筆と消しゴムも忘れずに持っていきましょう。
合否通知は試験日より14日以内に郵送により発送されます。
私の場合は、試験から約1週間後に合否結果と認定証が送られてきました。

SEO検定1級を受けてみた感想
SEO検定1級を受けたきっかけ
まず、SEO検定1級を受けたきっかけですが、以下の2つがありました。
- SEOの知識を広げたい
- Webライターをする上でプラスにしたい
ブログ運営をしていることからある程度SEOの勉強はしていますが、一度くらいは体系的に学びSEO知識をさらに深めたいと思っていたのが1つ目の理由です。
また、Webライターとしてもっと活躍していきたいので、少しはプラスになるかなと思ったのが2つ目の理由です。
SEO検定は意味ない?取得のメリットについて
SEO検定は意味がないと言われることもあります。
主な理由は以下のとおりです。
- すぐに実務で使える資格ではない
- 難易度は低めなので価値の高い資格と見られていない
- SEO検定の知識だけでGoogle検索上位を取れない
- SEO検定の答えがSEOの正解とは言えない
それでは、本当にSEO検定は意味がないのか?というとそうでもありません。
SEO検定は、SEOの知識を体系的に学ぶことができる資格であることは間違いないので、以下に該当する方に方には十分に役立つ資格と言えます。
- これからSEOについて勉強したい
- Webサイト運営に携わっている
- SEOに関する一定レベルの知識を証明したい
実際にSEO検定1級・2級を取得するなかで、知らないSEO知識を補完できたメリットを感じています。
ブロガーやWebライターに役立つ?
SEO検定1級に興味がある人の中には、ブロガーやWebライターの方も多いかと思いますが、「SEO検定はブロガーやWebライターに役立つの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
実際に取得した経験からいうと、「多少はプラスになるかな」というのが正直なところです。
というのも、ブロガーやWebライターの立場からすると、実務に大きく貢献するわけではないからです。
ブロガー目線からの評価
まず、ブロガー目線で評価すると、ブロガーの多くが求めている「Google検索上位を取る細かい対策」については言及していません。
あくまで基本的なSEO対策について解説されているので、SEOについてある程度勉強しているブロガーにとっては、自身のブログに反映すべき内容は少ないかと思います。
細かいSEO対策は、ネットのほうが多く情報が出回っているので、ブログ運営をするならネットで調べた方が役立つはずです。
Webライター目線からの評価
次にWebライター目線からの評価ですが、SEO検定1級を取得したからといって案件獲得に大きく貢献した体感はありません。
案件応募の際に、多少の評価はしてくれているかもしれませんが、大きなプラスになることはないかと思います。
実際にクラウドワークスに登録しているライターで、SEO検定1級を持っている人数を調べると9,000人以上います。SEO検定1級を持っているからといって、特別感が出るレベルではないと言えます。

とはいえ、ライターとしての実績が少ないうちは、他の初心者ライターに比べてプラスになると思うので、経験が少ないうちは十分にプラスになるかもしれません。
SEO検定1級のデメリット
これまでSEO検定1級(2級も含む)を受けて感じたデメリットについても解説します。
- そもそもSEO検定の答えがSEOの正解とは言えない
- この問題は意味があるの?という内容も出題される
- 資格取得後も知識のアップデートが必要
SEO検定の答えがSEOの正解とは言えない
まず、SEOについては「Google内部の人でさえ正解は分からない」と言われているほどブラックボックスとなっています。
そのため、SEO検定のテキストで解説されていることが100%正しいとは限りません。
中には全日本SEO協会のこれまで経験から導き出されたものも含まれているため、全てを鵜呑みにできない点に注意です。
この問題は意味があるの?という内容も出題される
出題される問題の中には、「この問題は意味があるのだろうか?」「これはSEOの問題といえるのかな…」というものがちらほらあります。
どうせ問題を解くなら実践に役立つ内容を出題してほしいので、実務においては明らかに意味がない内容も出題される点はデメリットに感じました。
資格取得後も知識のアップデートが必要
SEO検定は一度取得すれば、更新不要で維持することができます。
毎年のように変化するSEOの状況を考えると、翌年には一部の知識が古くなっていることも考えられるため、資格取得後も知識のアップデートが必要になります。
まとめ
本記事では、SEO検定1級の難易度、勉強方法のコツ、メリットについて解説してきました。
SEO検定は、SEOの知識を体系的に学ぶことができる資格なので、以下の人におすすめです。
- これからSEOについて勉強したい
- Webサイト運営に携わっている
- SEOに関する一定レベルの知識を証明したい
SEO検定1級に興味がある、合格を目指したいという方はぜひ参考にしてみてください。