Web3.0のブロックチェーン関連銘柄として注目を浴びているFilecoin(FIL)。
本記事では、
- Filecoinって何?どんな特徴があるの?
- FILの買い方を知りたい
といった方に、Filecoinの特徴や買い方を解説したいと思います。
Contents
Filecoinとは
引用:Filecoin
Filecoinは分散型のストレージサービスで、2014年にJuan Benetによって設立されたProtocolLabによって開発されました。
世界中のコンピューターの空いているストレージを有効活用しようというのが、Filecoinのコンセプトです。
Filecoinネットワークに参加することで、誰もがストレージ容量を貸し出すことができ、誰でもネットワーク上のストレージを利用することができます。
これによって、データ保存を1つの会社に依存せず、データを分割して世界中のさまざまなコンピューターに保存する仕組みになっています。
利用者はWebサービス、映像、音声データ、契約データ、アプリデータ、dAppサービス、セキュリティアーカイブなど、さまざまなデータを保存することが可能です。
DropboxやAmazonのAWSといった従来のストレージサービスだと、
- 1つの企業による独占的管理で価格が高い
- 1つのデータセンターで管理することでハッキングリスクがある
といったデメリットがあります。
しかし、データ保存を分散化することによって、以下のメリットがあります。
分散化によるメリット
- コスト・・・データストレージの自由市場を作ることで、従来のデータストレージサービスより価格を下げることができる
- 規模・・・世界中の何百万台ものコンピューターを統合すると、巨大なストレージネットワークが作成される
- 経済性・・・新しいストレージコンピューターを構築する代わりに、既存のリソース(コンピューター)を利用できる
- 安全性・・・分散型ネットワークは単一の攻撃ポイントがないので、ハッキングを困難にする
このFilecoinネットワークの利用に必要なのが、仮想通貨「FIL」です。
ストレージを提供する人は、ストレージマイナーになることができ、Filecoinネットワークにデータを保存する役割を担います。
Filecoinネットワークの利用者は、ストレージ提供者にFILトークンを支払うことでデータの保存・取り出しができるようになります。
参考
大事なデータを他の人のコンピュータに保存して大丈夫なの?ということですが、Filecoinは誰もデータをつなぎ合わせることができないくらい細かく分割して分散化されます。
データがどのように組み合わされているか認知している必要があり、要求されたときにデータを再構成する仕組みです。
仮にストレージを提供している人がユーザーのデータをハッキングしても、意味のないデータを見ることしかできないようになっています。
Filecoinの課題
分散型ファイルストレージに取り組んでいるのはFilecoinだけではありません 。
「Siacoin」や「Storj」といった、分散化ストレージサービスの競合プロジェクトも存在します。
ストレージサービスの市場は大きいので、いかに覇権を握れるかが重要になってきます。
いまのところ、分散化ストレージサービスの分野ではFilecoinが大きくリードしていますが、今後もトップのまま成長していって覇権を取れるかがカギになってきます。
FILの買い方
FILの買い方を解説します。
FILは日本の仮想通貨取引所で買うことはできないので、海外の仮想通貨取引所を利用する必要があります。
FILの購入方法の手順は以下。
簡単な流れ
- 国内の仮想通貨取引所でビットコインを購入
- 海外の仮想通貨取引所にビットコインを送金
- ビットコインを元にFILを購入する
まずは、国内の仮想通貨取引所でビットコインを購入し、海外の仮想通貨取引所に送金します。
送金したらビットコインをもとにFILを購入する流れになります。
国内の仮想通貨取引所は、国内最大手のコインチェックがおすすめです。使いやすさ抜群で、初心者から上級者まで幅広く利用されているので安心です。
海外の仮想通貨取引所は、Binance(バイナンス)がおすすめです。世界最大の仮想通貨取引所で、日本語にも対応しているの安心して利用できます。
バイナンスの口座開設方法は、こちらの記事「Binance(バイナンス)の登録・口座開設方法を紹介!」で解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
仮想通貨FIL(Filecoin)の特徴や買い方について解説してきました。
現状では、AmazonやGoogleなどがクラウドストレージプロバイダーとして、大きな市場を形成しています。
しかし、分散化のストレージサービスが提供されることで、コストの削減やセキュリティ上のメリットがあります。
ストレージ市場は膨大なので、今後Filecoinが認知されるようになると、Filecoinネットワークが一気に広まっていく可能性があります。
Filecoin(FIL)まとめ
- Filecoinは分散型のストレージプロバイダー
- データを分割して、世界中のさまざまなコンピューターに保存することが可能
- FILはFilecoinネットワークで利用されるトークン
- 分散化ストレージ分野では筆頭株
今後のFilecoinの展開に注目です。
Render Token(RNDR)を含めたWeb3.0関連の仮想通貨をこちらの記事「【高騰を期待】Web3.0関連の仮想通貨銘柄を紹介!」で紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。
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